あかり
なぁ~

蒼
あ~?

あかり
やっと期末終わったじゃん?

蒼
うん

あかり
明日どっか行こ!

蒼
え~笑笑

蒼
どうしよっかなぁ~

あかり
お願い!

蒼
仕方ない、付きやってやろうw

あかり
ありがとう!

蒼
うぃ

蒼
んじゃまた明日

あかり
おやすみ(*˘︶˘*)

蒼
悪い!ちょっと用事が出来ちゃって…

あかり
え!?

あかり
ん~じゃあ、今度アイス奢って!笑

蒼
おぅ!

あかり
あれ?蒼来てないや

あかり
おーい!

あかり
何してんの~?

あかり
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不在着信

あかり
先生、あの!蒼って…

先生
そうなんだよ、言おうと思った所で

先生
実は竹内君ね。

あかり
嘘ですよね…

先生

先生
本当です。

先生の口から出た言葉。それは「親の転勤で引っ越し」
あかり
ねぇ蒼。いつか言ったよね

あかり
「たとえ離れても俺達は同じ青い空の下にいる。」って。

あかり
それってこれのことだったの?

あかり
アイス奢ってくれるんじゃなかったの…?それに電話くらいでてよ。

いっきに込み上げてきたあかりの感情。それは蒼も同じだった。
蒼
ごめん、ごめんな、あかり

蒼
ほんとに…。

蒼
もうちょい早く言ってやったら…。

蒼
でもな

蒼
俺、怖かったんだ。

蒼
あかりにどんな反応されるか。

蒼
あかりにだけは絶対嫌われたくなかったから。

蒼
ほんとにごめん。

その日の夜、2人は泣いた。そして離れてわかった『一緒にいる事の幸せ』
蒼
ごめんな、

あかり
ほんとだよ

あかり
なんで急にいなくなるわけ?

蒼
ごめん。

あかり
もう聞きたくないっ!

蒼
え…

あかり
蒼の口からごめんなんて聞きたくないよ…

蒼
うん

蒼

蒼
今から会えない?

あかり
え、何処で?

蒼
俺達の秘密基地

あかり
うん、わかった

蒼
さんきゅ

蒼
あ、来た

あかり
来るよそりゃ

あかり
今日で会えるの最後なんだよね

蒼
うん

あかり
そっか…

あかり
なんか長いようで短かったね、17年間って。

あかり
生まれたときからずっと一緒だもんね

蒼
そうだよね

蒼
あ、そういえばアイス

あかり
え!?今!?笑笑

蒼
ポッケに入ってたから溶けたわ-w

あかり
当たり前でしょ!笑笑

蒼
こうして笑い合えるのも最後なのか…

蒼
今までありがとな

あかり
こちらこそありがとう

蒼
お前、幸せになれよな!

蒼
こんな俺みたいなやつじゃなくてもっとまともなの選べよ(笑)

あかり
え!知ってたの!?私が好きだって事!

蒼
当たり前ʬʬʬ

蒼
分かりやすすぎ

あかり
なんだぁ~

蒼
でもこれだけは伝えておく

蒼
俺もお前の事が好きだった

蒼
いや、好きだ

蒼
だから俺より良い奴捕まえてさっさと彼氏つくれよ

あかり
蒼より良い奴なんていないよ!

あかり
必ずかえってきてね

蒼
おぅ!

あかり
じゃ、またね

蒼
おぅ

蒼
ちょっとまて!

あかり
ん?

蒼
幸せだったからな、俺

あかり
うん!バイバイ

蒼
またな!
