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彼女は警察に手錠を嵌められる直前の犯罪者かのように両手を挙げ、俊太に敵意など微塵も無いことを示そうとし、その場から動かない。
???
俊太
シーンとした空間...お互い、一歩も前に行かない状況。
俊太
俊太
???
???
心当たりがある...
ベランダからの見た景色で...確かに見たぞ
???
俊太
俊太
???
俊太
俊太
俊太
俊太
左手を頭に当て、爪で頭皮をガリガリとさせながら、俊太はそう発言する。
俊太
何で俺はコイツとベチャクチャ会話してんだ?
コイツはサキュバスだ。悪魔だ。
だから...逃げなくちゃ行けないってのに...
でも、なぜなんだ
???
コイツはちょっと他のとは''違う''みたいな感覚がするのは...
俊太
俊太は少し前の記憶を呼び覚ましてみる。
最初に出会った時は...俺は確か寝てた筈だ
そこを襲わなかったということは...
いや、安直すぎる考えなのは分かってる...
''分かってるけど''...!
俊太
コッ...
一歩...名も知らぬ悪魔に足を進めた。
???
そうした時だった。
コツコツ、コツコツ...(歩く音)
2人程の足音が遠くから聞こえてきた。
足音は確かに大きくなっており、こちらに向かってくるのがすぐに分かる。
???&俊太
2人も気づいたようだ。
タッタッ
???
俊太
彼女に駆け寄られ、手を引っ張られる。
俺はそのまま建物間の隙間に誘い込まれる。
ジャ、サッ、ジャ...
2人は奥へ、さらに奥へと進んで座り込み、闇に身を隠した。
コツコツコツコツ
俊太
サキュバスα
サキュバスβ
建物間にある地面のジメッとした土、石ころ、草、空気の感触が足裏から全体に伝わる。
先程いた場所の乾いた地面の感触より、ずっと気持ち悪い感触だ。
だが、そんなのは今のこの状況に比べれば、心底どうでもいい。
息を殺し...ただひたすらにサキュバスが通り過ぎるのを待っていた。
たった1人でこの状況に出くわしたなら、俺はきっと恐怖に支配されていただろう。
でも、隣にいる彼女が...
???
物凄く頼もしい存在だと思えたんだ...
恐怖心は薄れ、勇気が湧いてくる。
コッ、コッ...
足音が小さくなり、2人組のサキュバスが遠くに行ったようだ。
???
俊太
???
???
俊太
???
俊太
???
???
???
俊太
俺は流されるように、承諾した。
路地裏を出て、街へと...。
タッタッタッタッタッタッ
先程の路地裏にいた時間が経過して...。
夜はさらに更け、街にいるサキュバスは1人も見られなかったので、
見つからないように行動するのはそんなに難しいことじゃなかった。
俊太
???
俊太
俊太
???
俊太
???
とても可愛らしく''ニコッ''と笑ってみせて、彼女はそう言った。
俊太
???
しばらく行動して...。
???
俊太
アパートらしき所に到着した。
時は遡り、俊太がマンションを出てすぐ....。
消火活動終了後。
サキュバス(警備係)
サキュバス(野次馬A)
サキュバス(野次馬A)
サキュバス(野次馬B)
サキュバス(野次馬B)
サキュバス(警備係)
サキュバス(警備係)
サキュバス(野次馬A)
サキュバス(野次馬A)
サキュバス(野次馬A)
サキュバス(野次馬A)
サキュバス(警備係)
サキュバス(警備係)
サキュバス(警備係)
''養人場''のある一室にて
サキュバスが2人いた
サキュバス(警備係)
サキュバス(警備係)
???
???
トンットンットンットンッ...(人差し指を机に叩く音)
???
???
???
サキュバス(警備係)