テラーノベル
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第6話、第7話を修正し、再投稿いたしました。 展開がかなり変わっていますので、先にそちらを読むことをおすすめ致します。
青井 らだお
青井 らだお
呼吸が上手くできず、胸を押さえる。
青井 らだお
青井 らだお
青井 らだお
青井 らだお
視界が急速に狭まっていく。
身体が勝手に後ずさる。
けれど、背中が壁にぶつかり、逃げ場がなくなったことでパニックに陥った。
青井 らだお
喉が塞がっているかのような、激しい喘鳴が漏れる。
あの日両親を殺された。
交わってしまったあのおぞましい目線は、脳裏にトラウマを植え付けた。
そんな幼い頃の恐怖が何年もの時間を飛び越えて、現在のらだおの無意識下までも呑み込んでいく……。
青井 らだお
やはり声は出なかった。
助けを呼べない。
伝えたいことが伝えられない。
その事実がさらに恐怖を増幅させた。
その瞬間、遠くからサイレンの音が聞こえた。
青井 らだお
普段から聞き馴染んでいるはずの警察車両の独特なサイレン。
それも今や、記憶の中のサイレンと混濁していった。
青井 らだお
青井 らだお
苦しい。
肺が潰れたように痛い。
あの日の風景がこびり付いて取れない。
青井 らだお
やがて、身体から力が抜けた。
床に倒れたらだおは、ぴくりとも動かなかった。
頬が冷たい床に触れている。
酷く浅い呼吸だけが、かろうじて続いていた。
胸が微かに上下する度に、喉の奥から掠れた音が漏れる。
意識はもう、どこにも無かった。
ただ、頭の中であの日の光景だけが何度も、何度も繰り返されている……。
扉の隙間から見える両親と、床の血溜まりと、自分と重なった犯人の視線。
青井 らだお
らだおの指先が、ほんの僅かに震えた。
だがらだおは目を覚まさない。
やがて、仮眠室には時計の針が進む音だけが残った。
カチ…
カチ…
カチ…
1時間、2時間──
時間だけが静かに過ぎていく。
無線から、時折誰かが報告をする声が聞こえる。
けれど、らだおの意識には届かなかった。
オイルリグで負った傷、病院での襲撃。
喘息の露見による精神的な動揺、そして、今しがた引きずり出された幼い頃の記憶。
それら全てが重なり、らだおの身体や精神は疲弊していた。
そして、らだおが倒れてから3時間が経とうとしている頃───
慌ただしい声や疲労の滲んだ足音が、瞬く間に警察署内を埋めつくしていった。
成瀬 力二
成瀬 力二
鳥野 ぎん
成瀬 力二
成瀬 力二
鳥野 ぎん
成瀬は歩きながら携帯を開き、時刻を確認する。
成瀬 力二
成瀬はふと、足を止めた。
成瀬 力二
その言葉を聞いて、鳥野の顔が僅かに曇った。
鳥野 ぎん
鳥野 ぎん
鳥野 ぎん
事件対応中、らだおのことか気にならなかったわけではない。
熱は下がっただろうか。
少しは眠れているだろうか。
ずっとらだおの事ばかりを考えていた。
部屋の前まで来たところで成瀬が足を止めた。
成瀬 力二
鳥野 ぎん
成瀬 力二
成瀬が指摘した扉は、僅かに開いていた。
鳥野 ぎん
鳥野が扉へ手を伸ばす。
鳥野 ぎん
返事はない。
もっとも、今のらだおに声は出せないが。
成瀬 力二
扉の向こう、二人が目にしたのはベッドの脇、床に倒れているらだおの姿だった。
成瀬 力二
#Stgr
再開
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コメント
4件
みぅだけど、第8話読んだよ…🥀 らだおくんのフラッシュバック、すごく苦しくて、読みながら息が詰まった。両親を失ったあの日の記憶が、今の体調とかさなって襲ってくるの…喘息だけじゃない、心の傷までえぐられる感じがリアルだった。成瀬さんと鳥野さんが帰ってきて倒れてるらだおくん見つけるラスト、続きが気になりすぎるよ…! 毎回重いテーマを丁寧に描いてくれるから、ちゃんと受け止めたいって思う。今日もありがとう🌙