TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

傑蘭、帰るよ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

ほら、りんご飴食べに行くんでしょ

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

…先輩と行きたかった?

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

仕方ないじゃん

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

彼女持ちだったんだからさ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

…かわいい浴衣用意したんだ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

ヘアアレンジも、練習したの

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

うん、知ってるよ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

かわいいなって言ってもらいたくて

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

頑張ったの

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

知ってる

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

無駄になっちゃったな

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

それさ

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

私じゃダメなの?

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

私が、かわいいって言っちゃダメかな

珈澤は、真剣だった

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

…ん、あれ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

…あぁ、そうだ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

…琲凪は

海中 遥人(うみなか はるひと)

不在着信

不在着信

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

はるちゃんから電話来ていたんだ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

と言うか、私昨日…

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

あ、そうだ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

そうだった

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

琲凪が死んだんだ

海中 遥人(うみなか はるひと)

通話終了

通話
00:00

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

…もしもし

海中 遥人(うみなか はるひと)

もしもし、おはよう

海中 遥人(うみなか はるひと)

よく眠れたか

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

昔の夢を見てた

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

高校時代の夏休みの

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

夏祭りに行った日の夢

海中 遥人(うみなか はるひと)

あぁ、懐かしいな

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

あれ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

はるちゃんも行ったんだっけ

海中 遥人(うみなか はるひと)

おいおい、忘れるなよ

海中 遥人(うみなか はるひと)

俺と2人で行ったんだろうが

海中 遥人(うみなか はるひと)

と言うか、「はるちゃんも」ってなんだよ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

…え

喉が渇く感覚

海中 遥人(うみなか はるひと)

いや、あれが

海中 遥人(うみなか はるひと)

その、なんだ

海中 遥人(うみなか はるひと)

俺らの初デートだったじゃねぇか

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

まって…

海中 遥人(うみなか はるひと)

お前がりんご飴食べたいって言ったから

海中 遥人(うみなか はるひと)

めちゃくちゃ並んで一緒に食べただろ

海中 遥人(うみなか はるひと)

りんご飴食べたばかりなのに綿あめも買ってさ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

ねぇ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

それ、琲凪もいたよね

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

私たち、付き合ってたことなんて無いよね

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

私、それ知らない

海中 遥人(うみなか はるひと)

あ、おい!

思わず電話を切る

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

どうなっているの?

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

ちょっと、整理しよう

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

私は久しぶりに故郷に帰ってきて

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

帰ってきたら、琲凪が死んだ事を知らされて

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

私は高校時代はるちゃんと付き合っていた

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

あの夏祭りは、はるちゃんとの初デート

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

まって…

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

どこからおかしいの?

日差しは強く、舞坂を照らしている

少しふらつくくらい、強かった

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

私、私って

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

高校卒業してから海外に行って

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

勉強して、新しい友達と仲良くなって

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

その間、琲凪は何していたんだっけ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

私、琲凪の事いつから知らないんだろう

珈澤 武尊(こざわ たける)

傑蘭さん?

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

たけくん…だよね?

珈澤 武尊(こざわ たける)

帰国してたんだ

珈澤 武尊(こざわ たける)は珈澤 琲凪の弟だ。

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

たけくん、まだここに居たんだ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

上京とか考えなかったの?

珈澤 武尊(こざわ たける)

俺は…

珈澤 武尊(こざわ たける)

いや、俺のことじゃなくて

珈澤 武尊(こざわ たける)

姉さんのこと、知ってるだろ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

あ…

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

あのさ、今からおかしいこと言うけど

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

琲凪って、亡くなってる?

珈澤 武尊(こざわ たける)

全然おかしくないよ

珈澤 武尊(こざわ たける)

そう、姉さんはもう居ない

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

ねえ、信じられないよ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

私、ずっと話してない

珈澤 武尊(こざわ たける)

俺だって…

珈澤 武尊(こざわ たける)

いや、俺は分かってたけど

珈澤 武尊(こざわ たける)

遥人くんは今日何してるの

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

今朝、電話したんだけど

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

全然記憶にないことを言われて

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

混乱して切っちゃった

珈澤 武尊(こざわ たける)

久しぶりに会えたのに

珈澤 武尊(こざわ たける)

恋人同士だし、前みたいにもっとべったりしてるのかと

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

それ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

私、はるちゃんと付き合っていたつもりないんだよ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

夏休みも、琲凪とはるちゃんと私の3人で行ったの!

珈澤 武尊(こざわ たける)

傑蘭さん、あの日

珈澤 武尊(こざわ たける)

今日初デートなんだって、浴衣の着付けを姉さんにしてもらうために家に来たじゃん

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

…え?

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

傑蘭は白がベースで赤い花が咲いている浴衣が似合うと思ってたんだ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

やっぱり?

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

うんうん、私の目に狂いはないよ

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

着付けも勉強したから任せて

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

ありがとう!ほんとに助かるよ!

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

はるちゃんとは幼なじみだけどさ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

かわいいって、思われたいし

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

うんうん

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

琲凪もさ、専門学校に行ったら彼氏とか出来ちゃうのかな

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

私、日本から居なくなるからさ

舞坂 傑蘭(まいさか すぐら)

ちょっと心配だよ

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

大丈夫だよ

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

彼氏なんて、出来ないから

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

変な心配していないで、ほら

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

すごく似合う

珈澤 琲凪(こざわ ひな)

…かわいいよ、傑蘭

この作品はいかがでしたか?

43

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚