千冬
愛由
千冬に言われた言葉で_
あの日の朝の出来事が脳裏にフラッシュバックする。
千冬
私がしばらく黙っていたせいか_
千冬は焦ったような表情をしていた。
千冬
愛由
言葉を遮るよう冷たく言い放った。
自分でも驚いた、
心の底から冷たい声が出るとは思わなかった。
千冬
千冬は百面相をしているかのように表情をコロコロ変えていた。
_悩む素振りをしていたように。
千冬
千冬
...的確に言い当てられた。
さっきまでの自分が馬鹿馬鹿しく思えてきた。
何自分は浮かれているんだろう、
余計な考えまで脳裏に響いた。
愛由
愛由
千冬
愛由
千冬
愛由
あの時みたいに千冬に愛を伝えられれば充分だった、
愛由
千冬
愛由
愛由
自分でも不思議に思う。
言いたいことがどんどん口から出ていた。
愛由
愛由
千冬
愛由
愛由
愛由
愛由
何言ってるんだろう、私
さっきまでの言葉と矛盾してないし、
だけど言い訳探して_
...訳もわからずグダグダ言ってるだけ。
愛由
千冬
言いたいことを言い切った私は、
状況が掴めてないような顔をした千冬を無視して_
早足で教室に向かった。
コメント
8件
心臓がッ...心臓がッ...