俺を...見てよ

俳優になってから最近は

ｻﾞｻﾞｰｯ

下駄箱に、よく沢山のラブレターが入っている

...片付けんの大変なんだよ💢

イラつくが、一様書いてもらったラブレターなんだから、ここで放置することはしない

きゃーっ！

ただ、歩いているだけなのに女から叫ばれる

うるっせぇ！

これも、俳優になってからこうなっていった

本当の俺を好きでいてくれてなかったのに...

こんな日々を重ねていくにつれて

リスカの傷も増え、手首だけではなく、腹や足までもするようになった

教室につき、自分の席に座ったら

突っ伏する

寝はしないが、たまに寝落ちすることはある

今回は、疲れが溜まって眠いようだ

いるまが挨拶してくれた途中で俺は寝た

昼飯まで、飛ばす！

俺抜きで、わちゃわちゃしているが

俺は、中々飯を食う事ができなかった

気持ち悪い...ｯ

一口食べるだけでも、吐いてしまいそうで...箸が中々進まない

最近こういう時が多い

大丈夫ではないのに...

俺が、教室に戻ろうとする時

いるまが出てきた

咄嗟に嘘をつく

俺の腕を掴んで、袖をまくる

いるまが、指したとこは俺がリスカして包帯を巻いているとこだ

触れないでｯ

一番触れられたくない話題だった

なかったけど...

助けてｯ

そうも、思っていた

このままじゃ、俺が俺じゃなくなってしまうのが怖かった

俺は教室に戻る

せっかく聞いてくれたいるまに罪悪感を覚え

誰にも聞こえないように謝る

そっから、学校が終わりまた新しいドラマに出る事が決まった

ここで、断るという行為は俺に許されていない

だから

引き受ける

台本を貰い内容を確認したとこで固まった

ドラマ内容

俳優として活動している赫が、「本当の俺を愛してくれない」と 本当の愛とはなんだと探す物語

俺は息を呑んだ

俺の境遇ととても似ていたからだ

そう言って監督は出ていった

俺は、台本を見て

ため息を吐いた

※赫＝なつ

やっぱ赫君かっこいい！

あのドラマの赫君好き

あと、シーンの赫君が一番だよね！

そうそうっ！

俺はスマホを見ている状態で、このようなコメントがながれてくる

どうしても、自分と重ねて...過呼吸になってしまう

やばいｯ、このままじゃドラマが進まない

落ち着けｯ落ち着けｯ

やっと落ち着く事ができた

撮影が終わり俺はダッシュで、手洗い場に来た

吐きそうで気持ち悪くて...

けど、吐くのが怖くて

吐かないように...

自分の首を絞める

あわよくばﾀﾋぬ

苦しくなり、思わず首を締めてる手を離す

手を離しても、上手く息が吸えない

ｷｰﾝｯ

いきなり耳鳴りがする

ｷﾝｷﾝｯうるさいｯ

どんどん視界が白くなっていく

いきなり、視界がｸﾞﾆｬｯとなった

ｶﾞﾀｯﾝ