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もう忘れてしまったかな

千冬

暑っちぃ~……

夏の木陰に座ったまま

千冬

うわっ、アイス溶けてきた……

千冬

はむっ

氷菓を口に放り込んで

武道

風早く来ねぇかな…

千冬

ほへは。(それな)

風を待っていた

もう忘れてしまったかな

千冬

場地さんって過去に何かあったんすか?

場地

いや、何もねぇけど、(嘘)

世の中の全部嘘だらけ

千冬

この世界の価値って何なんですかね?

場地

っし!二人で探しに行くか!

場地

約束な!ニカッ

本当の価値を二人で

探しに行こうと笑ったこと

場地

ペヤング好きぃ?

千冬

ぇ…あ、は…はい!

忘れないように

千冬

な、相棒!

武道

嗚呼、千冬!!

千冬

何っで呼ばねぇんだよ!?

色褪せないように

千冬

場地さん…

場地

ありがとな…千冬…

形に残る物が全てじゃないように

千冬

これが虎な、

場地

お前いい奴だなぁ!

言葉をもっと教えて

千冬

場地さん…もうすぐ夏っすよ…

場地

そうだなぁ…

夏が来るって教えて

千冬

俺は描いてる…

目に写ったのは

場地

千冬ゥ…

千冬

…!

夏の亡霊だ

ヒナ

ん…、風強いね~…

エマ

そうだね~…

風にスカートが揺れて

鶴蝶

……いかなくて良いのか?

マイキー

……ああ、俺が行くと平和が壊れる

思い出なんて忘れて

ドラケン

最期に思い出すのは…彼奴らの顔か…

武道

そんなっ、最期だ何てッ…!

浅い呼吸をする

場地

暑ちぃ~…

千冬

あ、場地さん、汗が…

場地

あ、んなもん袖で拭きゃいんだよ

汗を拭って夏めく

もう忘れてしまったかな

場地

ここ座るかぁ…

千冬

うっす!

夏の木陰に座った頃

場地

んだあの雲?

千冬

こっちみてるっすね、

遠くの丘から顔出した

雲があったじゃないか

千冬

あの人はそれを掴もうとして…

千冬

馬鹿みたいに空を切った手でさ、

武道

……うん

千冬

俺はただ、横で紙に雲一つを書いて

千冬

笑って握って見せた…そんだけなのにさ

場地

『お前、絵下手くそすぎんだろww』

千冬

って、大爆笑。

武道

ははっwんだよそれw

武道

何度失敗しても!何度でも何度でも!

武道

君が助かる未来に辿り着くまで、!

武道

絶っ対ぇ折れねぇから!!

忘れないように

千冬

ありがとうなんて……、ずりぃよ、…

場地

ごめんなぁ、千冬ゥ

色褪せないように

場地

なぁ、千冬ゥ、織田信長ってさ~。

千冬

…歴史に残らない物もありますよ、

千冬

きっと

歴史に残るものが全てじゃないから

千冬

総長、俺、東卍抜けm

マイキー

あ!それ俺の!!

今だけ顔も失くして

武道

~~ーで、あっくんが~、って

武道

千冬話聞いてる?

千冬

ぼー、あ、うん

言葉も全部忘れて

場地

千冬ゥ、俺は大丈夫だから、な?ニカッ

千冬

貴方は笑ってる

場地

さ"み"、早く夏来ねぇかな…

千冬

そっすね…

夏を待っている

場地

俺ら亡霊だ!

千冬

俺ら亡霊だ、!

武道

(何でだよッ)

武道

(何で皆死んじゃうのッ?)

心をもっと教えて

千冬

場地さ~ん!もうすぐ夏っすよ!!

場地

まじか!!

夏の匂いを教えて

マイキー

お前は、俺の兄貴だ、

イザナ

!!

浅い呼吸をする

一虎

俺は何も悪くない……((ボソボソ

一虎

全部マイキーのせいだ…((ボソボソ

場地

一虎……

忘れないように

一虎

俺は幸せになっちゃいけないんだ…((ボソ

千冬

一虎君?

色褪せないように

場地

どんな地獄が待っていようとッ、…

場地

俺は最後まで一緒だからッ!

一虎

心に響くものが全てじゃないから

マイキー

彼奴マジ許さねー!

マイキー

ぶっ殺してy

ドラケン

マイキー、んな言葉使うな、

言葉をもっと教えて

マイキー

ケンチンが…死んだ…?

マイキー

んな訳ねぇよ…

さよならだって教えて

千冬

あっ…

今も見るんだよ

千冬

(いっつも夏に咲いてるよな、あの花)

夏に咲いている花に亡霊を

場地

ありがとな…千冬…

千冬

場地さぁ"ぁ"ぁ"ん!!!

言葉じゃなくて時間を

千冬

先生!場地さんは!

医者

残念ながら………

医者

397号室にいます。…

時間じゃなくて心を

武道

!まだ脈がある!!

エマ

…ッハァ…はあ…

浅い呼吸をする

マイキー

………エマ?

エマ

………………

汗を拭って夏めく

千冬

……夏の匂いだ…

夏の匂いがする

もう忘れてしまったかな

場地

暑っちぃー…

場地

ここ座ろうぜー…

夏の木陰に座ったまま

場地

うわっ、溶けてきたし!

氷菓を口に放り込んで

風を待っていた…

花に亡霊 ヨルシカ 作詞,作曲:n-buna

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