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鳴り響く警報
人々の悲鳴
次々と報告される怪獣の出現
これは、自分の命をかけて戦う……
人々を守るための仕事
わかっていた
分かっていたのに…
目の前の状況を目の当たりにすると……
私の手足は……どうしても、
動いてはくれなかった
……ぃ
……
おーい
本咲すみれ
小此木ちゃん
本咲すみれ
私に声を掛けた彼女は小此木このみ。
ここ、第3部隊のオペレーター部隊リーダーの女性隊員だ。
彼女はいつも副隊長と通信でのやり取りをしていて
ここを引っ張ってくれる優しくて頼れる人だ
小此木ちゃん
本咲すみれ
小此木ちゃん
小此木ちゃん
本咲すみれ
…なぜ呼び出されたのだろうか……
一抹の不安を抱え私は足を進める
本咲すみれ
亜白ミナ
本咲すみれ
亜白ミナ
本咲すみれ
亜白ミナ
本咲すみれ
亜白ミナ
本咲すみれ
亜白ミナ
本咲すみれ
亜白ミナ
本咲すみれ
亜白ミナ
亜白隊長が言いたいことは分かる…… だけどっ
本咲すみれ
私は……許されないことを
亜白ミナ
本咲すみれ
亜白ミナ
本咲すみれ
亜白ミナ
私達に、君の力を貸してくれ
本咲すみれ
亜白ミナ
本咲すみれ
なんで、……
それは、誰も言ってくれなかった言葉
私が過去に犯した過ちを知れば 同情や、非難。嫌悪感
それら全ての負の感情を向けられてきた
それはそうだ。私は、許されないことをしたのだから
なのに…私に負の感情を向けるのではなく「君の力が必要だ。」なんて、
この人なら
この人なら、信じても……
いいのかもしれない
本咲すみれ
亜白ミナ
本咲すみれ
亜白ミナ
亜白ミナ
本咲すみれ
亜白ミナ
亜白ミナ
あぁ……なんて、眩しいんだろう
”こんな”私を、気遣ってくれるなんて……
本当に優しい人だな
私にはもう、届くことのない”光” みたいな人
本当に優しい彼女を見ながら、私は部屋を出た