零が死んだすぐ後くらい
六美
六美
ふしぎなゆめを見た 私もみんなみたいに強くなって みんなといっしょにたたかってるゆめ
それは、私がいつも心の中で そうなれたらって 思ってることだった
前、凶一郎おにいちゃんに 私も強くなりたいって言ったら
凶一郎
六美
ポンッとお兄ちゃんの手が 私のかたにおかれた
その時のお兄ちゃんの顔は困ったように まゆがさがってて
これはこれ以上言ったら ダメなんだって
言ったら困らせちゃうってわかった
でも、イヤだ今までは父さんがいて お兄ちゃん達を守ってくれた
でも、父さんはもういない
お兄ちゃん達より強くなれるかは わかんないけど
多分、こえられないんだろうけど
でも守られてるだけはもうイヤだ
ぜったい、イヤだ
六美
チラ
時計を見ると3時だった
ねなくちゃだけど目がさめてねれない
六美
キィ、パタン
ろうかは、くらくてちょっとこわかった
トコトコ
凶一郎
六美
六美
凶一郎
六美
凶一郎
六美
凶一郎
六美
凶一郎
六美
六美
六美は、酷く思い詰めた表情だった
凶一郎
六美
凶一郎
凶一郎
六美
凶一郎
六美
凶一郎
六美
凶一郎
六美
トコトコ
主
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