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私の名前は佐藤明日花。
今年の4月で中学2年生になりました。
クラスが変わってから6ヶ月経つけれど、なかなか友達の輪に入っていけず…💦
学校に行く時も、帰る時も、昼休みもいつも1人で暗い気持ちになってしまいます…
でもそんなある日、私に運命の人が訪れるのです。
10月26日。(金)
私はいつも通り学校から家に向かう途中、リュックに付けているお気に入りのうさぎを落としてしまったのだ。
すると、私の後ろをちょうど歩いていたお兄さんがサッと拾ってくれた。
そして私の肩を軽く2回叩いて、
お兄さん
明日花
この時は普通に親切で優しい人なんだなぁと思ったんです。
お兄さんの顔を見ようと思ったけれど、私は目を合わせなかったので見ることは出来なかった。
でも、黒いパーカーを着て、青いズボンを、履いていたことははっきりと分かった。
10月27日。(土)
朝の10時。私が家で勉強をしていると、外からガタガタと音が聞こえた。
窓を開けて見ると、どうやら私の家の斜め向かいのタワーマンション(青空4dk)に新しい人が入ってくるみたい。
その青空4dkは名前の通り、4つ分部屋があるマンションだ。
明日花
と少し気になりながら机に戻った。
10月29日。(月)
今日の朝、私が学校に行く途中、知らない不良たちに絡まれてしまった。
私は怖くて何も答えることが出来なかった。そして逃げようとすると不良たちに私の腕と髪を思いっきり引っ張られて
私は怖くて、涙が出てきてしまった。
私は男の手で口を塞がれてしまった。
ーそして次の瞬間ー
男はカバンから包丁を出してそれを私に向けてきた。
男が思いっきり私に向かって包丁を振り上げた。
明日花
私は意味が分からなくなった。
ー次の瞬間ー
(ダンッ)という変な音が聞こえた。
私は恐る恐る目を開けると、そこにはあのお兄さんが男たちに蹴りを入れていた。
お兄さん
お兄さん
すると男が持っていた包丁を奪い取って、その不良たちに向けた。
お兄さん
不良たちは逃げてしまった。
そしてお兄さんは私をぎゅっと抱き締めて、頭をポンポンと撫でてこう言った。
お兄さん
安心して涙が止まらず、声も上手く出せなかった。
身体の力も抜けて、私が泣き止むまでお兄さんはずっとそのままで居てくれた。
あの事件から3日がたった。
6時間目の授業中、私はお兄さんのことをばかり考えていた。
明日花
すると遠くから誰かの声が聞こえた。
鈴木先生
明日花
鈴木先生
明日花
今年この学校に入って来た理科の担任の鈴木先生に注意されてしまった。
授業が終わって、学校で居残り作業をしていたので、帰りが6時過ぎになってしまった。
教室から出ると、廊下が凄く真っ暗で怖かった。そして靴を素早く履き替えて学校から出た。
私はいつもの公園を通らないで家に向かった。
明日花
父
ーバンッ!!!!ー
明日花
私は父に思いっきり胸を殴られた。
急いで階段をのぼって自分の部屋へ行き、リュックを壁に投げつけた。
暗い部屋で沢山泣いた。
明日花
そして私は引き出しからカッターを出して、手首に傷を付けた。
明日花
と私は呟いた。
11月4日(金)
父に殴られた次の日、私は夕方の5時に夜飯を作っていた。
そのころ母はリビングの机で厚化粧をし、派手なドレスを着て仕事に行く準備をしていた。
明日花
私は笑顔で母に言った。
母
すると母は私の頬を叩いて、渡したカレーをゴミ箱にドサッと捨てた。
明日花
私はびっくりして何も言い返すことが出来なかった。
夜の7時。私は泣きながら1人でカレーを食べていた。
すると、酔いが覚めた父がリビングに来た。テレビを付け、瓶に入っている酒をもう1度飲み初めた。
明日花
母と同じように笑顔で言った。
父
父も私の腕を5回殴った。そして私が倒れてしまったと同時に持っていたカレーも床に溢れてしまった。
とうとう私も我慢ができなくなってしまった。
明日花
母
父
明日花
私は目に溜まった涙を拭いて走って自分の部屋に行った。
リュックの中に衣類、お金、食料などを詰めて急いで家を出た。
家を出てから30分経ってしまった。沢山歩いたけれど、行き先が見つからず、学校の前まで来てしまった。
私はどうしようか戸惑っていたとき、私の背中をポンと軽く2回叩かれて、後ろを向いた。
するとそこにはあのお兄さんがいた。
お兄さん
明日花
お兄さん
私とお兄さんはいつもの公園へ行き、理由を全部話した。するとお兄さんは私に、
お兄さん
明日花
お兄さん
お兄さんは私の目を逸らして恥ずかしそうに言った。
お兄さん
私は今断ってしまったら、泊まる場所がないし、もう少しお兄さんのことを知りたいので、家に行くことにした。
夜の11時。私は2人っきりで歩いているとき、勇気を出して、
明日花
お兄さん
明日花
するとお兄さんはニコッと笑った表情で、
お兄さん
明日花
お兄さん
すると翔汰さんは私の頭を優しく撫でてくれた。本当にドキドキが止まらなかった。私は翔汰さんと色々お話をしながら家に向かった。
No.1~END~