桜詠
桜詠
私は中学時代のことを少し思い出しながら体育館へと向かった。
ファイトー!ナイスー!!
そんな歓声が体育館中を包む中
このとき私はまだ中学2年生で
夏の大会での出来事だった。
バレー部女子1
桜詠
バチンッ
バレー部女子2
桜詠
夏の大会の準決勝。
勝てば私が入っていた中学で初めての決勝進出できるというとても大事な試合だった。
だが…
恵美
恵美はそう言っていたと後から聞いた。 だけどその当時の私の耳には届いていなかった。
桜詠
ドンッ
バンッ
グキッ
バレー部女子1
バレー部女子2
顧問
ザワザワザワ…
私と恵美はブロックに行こうとしてぶつかり
私は着地に失敗し捻挫。
恵美も着地に失敗し、全身を打ってしまい アキレス腱断裂。骨にヒビも入ってしまった。
私はあの時のとても痛そうにしている恵美の顔を今でも忘れることはできない。
私は自分の足の痛みなんてどうでもよくて
桜詠
恵美
恵美に駆け寄った。だけど
顧問
そう言われて私はなにもできなかった。
なんでエースの恵美がこんな大怪我をして
たいして上手くもない私が捻挫だけで済んだんだろう
桜詠
桜詠
桜詠
いつか日本代表になる!って笑顔で言ってた恵美。
恵美なら絶対なれるよ!頑張ってね!
そう言って笑いあった私達。
それを壊したのは
私だ。
桜詠
桜詠
桜詠
桜詠
桜詠
桜詠
桜詠
コメント
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ここまで読んでくれてありがとうございます! お話ちょっと変えたのでん?って思った方はまた読み返してくれると幸いです。 ぜひ、コメントといいねお願いします!