rd
mazi夜BAR…?

gt
まじやばぁ

tn
おん、文字でしか伝わらんボケやめてな?

rd
随分安直な名前ですね

ut
言葉強ない?

“鬱先生”曰くこのBARは市役所職員と認められた者のみ利用ができるBARとの事
職員最低1名からの承認
と
“能力者であること”
があるらしい
rd
その、能力者ってあれですか?

rd
異種堕ちとか、異種化、異能者って呼ばれてる

ut
あぁ、それやね

ut
うちの市では人間以外もかなーりおるし

ut
能力者って呼ばせてもらっとるわ

rd
は、はぁ…

状況を飲み込んでいると背後から大きな影が体を覆った
rd
っ!びっっ、くりした…

zm
大先生、酒なんにするん

ut
あ、今日担当お前やったんや

zm
おん、俺とシャオロン

ut
俺は〜ウイスキーがええな

ut
2人にもお願いしてええか

zm
ん、…ん?

rd
あ?

zm
お?

gt
え、なに

zm
…

zm
なぁ、俺らって初対面よな?

rd
おお、そのはずだけど?

zm
なんか……腹立つな

ut
ゾム!?

rd
奇遇だなぁ

rd
俺もだよ

gt
はぁ?

zm
……まぁええわ、ウイスキーな、

ut
おん、よろしくー

rd
…持ちやすそうな顔してんなぁ

gt
ふっ、w

zm
大先生、毒盛っていいか

ut
絶対にやめてな!?

ut
あぁ〜…うんま🥃

ut
ん…あ、そや、軍のやつ待っとる言っとたやろ

ut
詳しく聞いてもええか?

気持ちがよくアルコールが回ってきた頃、鬱先生は口を開いた
gt
あ〜、軍の…誰だっけ名前忘れた

rd
“ひとらんらん”さんね

tn
…

em
…!

ut
…ほぉ、?

ut
あの、白い服の?

rd
そうですね

syp
…大先生

ut
おん、分かっとるよ

gt
?

少し変わっていく雰囲気に酔いが冷めてきてしまいそうだ
ut
あー、うん、

ut
ちょっと悪いんやけど…

ut
軍とどんな関係か話してもらってもええ?

rd
どんな関係って…

rd
ただの案内人…みたいな

gt
行きたい国あるんだけど

gt
そこ今普通には行けないっぽくて

rd
それで、特別な方法で行かせてもらえる…みたいな

ut
ほーん、

ut
…

syp
嘘は吐いてないと思いますよこの感じ

ut
まぁ…せやろなぁ…

回りくどいやり方に痺れを切らし、ウイスキーを1口飲むと席を立ち、鬱先生に問いた
rd
あの、

ut
ん?

rd
回りくどいので言わせていただきたいのですが

rd
何が、聞きたいんですか

ut
…

ut
せやね、じゃあ言葉も選ばず言うわ

ut
そっちも敬語なしでええで

ut
腹割って話そや

rd
…ッ

ut
じゃあ聞かせてもらうけどな

ut
なんでそんなのひっ付けてこの市に来たんや

rd
…?

gt
そんな…ヤツ…?

ut
おん、そのニット帽のお前さんに付いとる変なヤツ

ut
うちのショッピってやつな

ut
探知結構得意なんよ

syp
っす、

ut
で、能力者だからこの市全体に能力貼ってるんよね?

ut
で、変なもんひっ付けて、市にきやがったヤツ居るって聞いてな

ut
そいつの話聞けば軍から来たとかほざく訳やろ?

ut
不信感もたんわけないやん

gt
…つまり争いたいって言ってんのか?

ut
んな訳

ut
俺平和主義者やしぃ?

rd
…なるほど

ut
ま、とりあえず君ら2人はこのBARに居てもらえればええから

rd
BARに案内したのは親切じゃなく捕獲、と

tn
否定はせんけどな、市に来たんやせっかくなら楽しんでけ

tn
俺らはお前らを警戒はするけど敵認定はせん

gt
…

rd
…

tn
あぁ、2人が望むなら、争ってもええで

tn
相手になるで

rd
……

rd
分かりました、この市内にいる間このBARに居させていただきます

ut
おお!話わかってくれて嬉しッ((

rd
変わりに

ut
……なんや?

rd
2つ教えてください

rd
1つ、俺に付いてるのってなんなのか

rd
2つ、皆さんの異能、いえ、能力について

tn
……

ut
……ほーん

tn
……まぁええやろ

tn
それくらいならええで

そう言うとトントンと名乗る男はカウンターからテーブル席へ案内した
tn
さ、まずは……

tn
“お前さんの付き物”やったね
