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俺は王国の召使い
君は王様
誰が聞いても分かる
一緒になんていられないくらい
でも君は
僕の大切な弟
君のためなら
悪魔にだってなってやる
赤
赤
桃
赤
桃
桃
赤
赤
赤
桃
赤
赤
赤
桃
赤
桃
桃
赤
赤
桃
赤
赤
元々俺らは兄弟だった
仲良く2人で遊んでいた
俺も中々に偉い部類にいた
だがそれは昔の事
小さい頃の
大人の都合で俺ら2人は離れ離れになった
だが神様は助けてくれた
俺は可愛い弟の下に就くことが出来た
俺は召使い
弟は王様
弟は記憶が抜けているかもしれない
だが俺は覚えているよ
例え世界中の人が敵になったとしても
俺は絶対に守ってみせる
俺は隣の国へ
弟のおやつの材料を買いに来た
そして街で見かけたあの子
黄色の髪で
可愛い顔をしていた
??
??
その優しげな声と笑顔に
俺らは一目で
恋に落ちた
だけど王様があの子を
「消して欲しい」
と願うならば
俺はそれに答えよう
??
??
赤
赤
赤
これは王様からの命令
なのにどうして俺は
涙か止まらないの?
俺は召使い
君は王様
運命の違う
哀れな双子…?
いや
狂った双子だ
桃
赤
赤
桃
君は笑う
誰よりも無邪気に
もうすぐこの国は終わるだろうな
激怒している市民達の手で
これが今までの報いとするのなら
赤
赤
赤
桃
赤
桃
赤
赤
赤
赤
赤
赤
俺は王様
君は逃亡者
運命分かつ哀れな双子
あの子を悪と言うのならば
俺だって同じ血が流れてる
??
??
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