ロミオ
もう23時だね、籠の中(城の中)で飼われている鳥(住んでいるシンデレラ)さんは、もう眠い時間かな……?
シンデレラ
まだ眠くなんか、ないわよ!
シンデレラ
それより、この体勢……
ロミオ
あ、ごめんごめん。
そう言ってロミオは、お姫様抱っこの状態からゆっくりシンデレラをシーツの上に下ろした。
シンデレラ
私ってさっきあなたが言ってるみたいに籠の中で飼われてる鳥みたいなものなのかも。
ロミオ
僕となら、何処へでもいけるよ。
ロミオ
僕についていけばの話だけどね。
シンデレラ
…………
ロミオ
さあ君はなにがしたい?
ロミオは小さな木のローテーブルにある、ジョッキ一杯のウイスキーを一気に飲んだ。
シンデレラ
そんなに呑んで、大丈夫なの……?
ロミオ
あぁ、僕は男だからね。
ロミオはシャツのボタンを外して、ため息をついた。
シンデレラ
それにしてもこの部屋地下のせいか、寒いわね。
しんと冷えた部屋は、広いせいか声がよく響く。
ロミオ
寒いのかい、シンデレラ。
ロミオ
こうすれば……寒くないかな??
シンデレラ
//ちょっと!ロミオ!!
ロミオはシャツがはだけた状態でシンデレラの体にぴったりと身を寄せてきた。
ロミオ
あれ、おかしいなぁ〜笑僕は酔ってきたかもしれない。
シンデレラ
(明らかにロミオの口調が変わってる)
シンデレラ
今日のところは寝たほうがいいんじゃ………
ちゅっ…………とろっ
シンデレラ
!!!
ロミオ
お酒、弱いんだっけ??
シンデレラ
口渡しなんて、、、、
ロミオは、ウイスキーをキスしてシンデレラの口に口渡しした。
ロミオ
あぁ!!!
シンデレラ
急に大きな声を荒げてどうしたの...?
ロミオ
もう我慢できないよ、シンデレラ!!
そう言って、ロミオはシャツを乱暴に脱いでベットの下に落とした。そろそろ0時を回る頃だ。