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⚠注意事項⚠ ・こちらの作品は「プロセカ」の二次創作となります ・Dom/Subユニバース作品です ・年齢操作あり!!! ・「類司」として書いておりますが、主はリバも美味しくいただけるタイプなのでもしかしたら「司類」っぽい描写が含まれる可能性があります ・ドムサブ書くとかほざいといて、知識は初心者です。上手くてHなものが見たかったら他の人の作品を見ることをおすすめします、私は見てる() ★ご都合設定は主の得意分野です!!★ ・私の癖は誰かの地雷!!!嫌だと思った方はすぐにブラウザバック!!回れ右!! ・「プロセカ」本編との関係性は全くありません

Dom/Sub要素ほぼないよーー!!!

青柳冬弥

……司さんは、ーー…っ、

青柳冬弥

たった一人で、この施設にいる子どもたち全員分の罰を受けているんです…!!

神代類

なッーー!?!?

草薙寧々

う、嘘…でしょ?

鳳えむ

ここにいる人って…どれだけーーっ

青柳冬弥

…この施設には、20歳未満、約40人の子どもがいます

神代類

40……!?

青柳冬弥

ここではみんな、この首輪をつけられ、ヘルパーの「Command(命令)」に従っているんです

神代類

っ………!!

神代類

(この場所で、こんな非人道的なことが行われていたなんてっ…!!)

神代類

なんで…「Sub」を大量にーー

青柳冬弥

単純です、「Sub」は「Dom」の言うことを聞く

青柳冬弥

言ってしまえば、「奴隷」、「犬」です

青柳冬弥

お金持ちの従わせたい欲求を持つ「Dom」の前に、なんでも言うことを聞く最高の「Sub」がいたら…?

神代類

まさか、人身売買…っ!?

鳳えむ

ひどいっ…!!

青柳冬弥

「Sub」を最高の状態に育てる、最高級の「Sub」を高額で売る、また新しい人材をその金で買う

青柳冬弥

完璧なサイクルの完成です

神代類

っ…ここにいる子は、それを知っているのかい?

青柳冬弥

いえ、俺と司さん以外は知らないでしょう

青柳冬弥

ーーここは、"楽園に見せ掛けた鳥籠"です

鳳えむ

鳥籠……

青柳冬弥

俺がそれを知ったのは、そう遅くはありませんでした

〜数年前〜

ヘルパー

「持ってこい」

青柳冬弥

!!…ぁ、ぅ…

🍽))カチャカチャッ…!!

ヘルパー

早く「運べ」モタモタするな!!

青柳冬弥

は、はいっ

天馬司

………

💥ドンッ

天馬司

うお…っ!

青柳冬弥

っ!!あっ…!!

🍽))パリーンッ!!!

青柳冬弥

!!

ヘルパー

……たった4枚の食器すら運べないのか!!

青柳冬弥

ごめんなさいっ…!!

ヘルパー

謝罪は、「すみません」だ…謝罪ぐらいしっかりやれ

青柳冬弥

ごめんなさっ…あっ…!!

青柳冬弥

(マズイ…このままだと!!)

ヘルパー

………チッ

青柳冬弥

っ!!(ダメだ、殴られる……っ!)

ヘルパー

〜〜〜〜ッ!!!

✋))ブンッ…!!

青柳冬弥

ッーー……!!

バチンッ!!!!

天馬司

っ………!!

青柳冬弥

っ……!!?

青柳冬弥

(誰……っ?)

青柳冬弥

(それよりもっ、今、横槍を入れてしまったらヘルパーの怒りをさらにーーっ)

ヘルパー

……なんの真似だ

天馬司

っ…彼は、まだっ……10歳です

天馬司

そんな子達に暴力はもうっーーー!!

ヘルパー

俺に口答えするな

‪👊))ガッ!!!

天馬司

イ"ッ……!!?

青柳冬弥

ヒッ……!!!???

ヘルパー

今、俺はこいつの教育中だった、そしてお前は俺の懲罰を邪魔した

ヘルパー

お前も罰を受けたいのか

ヘルパー

…最年長のくせに唯一引き取り手が現れない、劣等生が

天馬司

ッ……そんなにっ、罰を与えたいなら、オレにしてくださいっ…

天馬司

彼の分まで、オレが受けます…っ

青柳冬弥

(なっ……!?)

天馬司

オレが彼の通り道を邪魔しました

天馬司

オレがもっと周りを見て行動するべきでした

天馬司

最年長である、オレの、監督不行届きです……っ

青柳冬弥

(…なんでっ…あなたは関係ないのにっ俺の、俺のせいなんだっーーー!!!)

天馬司

だから、彼を、見逃してください…っ

天馬司

お願いいたしますっ…!

ヘルパー

……いいだろう、なら、これからは「Command(命令)」は行うが、それに伴う罰は免除しよう

天馬司

!!本当ですkーー

ヘルパー

だがその代わり、この先ここにいる他の子どもたち全員の罰をーーー

ヘルパー

お前が全て受けろ

天馬司

っ!!!

ヘルパー

神の使徒である俺に提案を持ちかけるなら"対等"になる提案をしろ

ヘルパー

そいつを見逃すんだ、他の奴らも見逃さないと不平等だろう

ヘルパー

それともお前は、俺の慈悲を拒むのか…?

天馬司

………分かりました

青柳冬弥

ッ、やめてください!!俺がーーー

ヘルパー

「喋るな」

青柳冬弥

っ……!!

ヘルパー

……10分後、告解室に来い

天馬司

………はい

青柳冬弥

あ、あのっ…俺のせいですみませーーっ

天馬司

怪我は無いか?

青柳冬弥

!!無い…です……

天馬司

そうか、なら良かった!!

天馬司

オレは天馬司だ、司でいいぞ!

天馬司

お前は、ここに来たばかりか?

青柳冬弥

はい……

天馬司

そうか、ならあれは怖いよな

天馬司

でも、もう大丈夫だ!

天馬司

これからはオレが守ってやるからな!!

青柳冬弥

でもっ、そしたら司さんがっ…!

天馬司

……オレは、8歳からここに居てな

天馬司

そこで、ずっと罰を受ける友人たちを見てきた

天馬司

罰を受ける友人たちを見ていると、すごく苦しかったんだ

天馬司

そして今、罰を受けそうになっているお前を見て……

天馬司

勝手に体と言葉が出てしまった

青柳冬弥

っーーー!

天馬司

あっ、もう10分になってしまう!!早く告解室に行かなくては……

天馬司

そうだ、お前にこれを預けてもいいか?

🐇

青柳冬弥

…うさぎのぬいぐるみ?

天馬司

オレの大事なものなんだ

天馬司

お前に預かっていて欲しい

青柳冬弥

は、はい……

天馬司

では、また後で会おう!!

青柳冬弥

え、待ってーーー!!

〜告解室・扉前〜

青柳冬弥

司さん、大丈夫だろうか……

青柳冬弥

罰って、一体どんなーーー

司))「あ"ぁぁぁ"ぁぁあ"あぁぁあ"!?!??!?!」

青柳冬弥

ヒッ……!!!

司))「ごめんなさっ、すみません!!!!!」

💥ゴンッ!!ガッ!!!

司))「ケホッ…ゲホッ……オエッ!!!」

司))「あ"…あ"ぁ……!!!」

青柳冬弥

ハァッ…ハァッ……!!!

青柳冬弥

(怖いっ…見てないのに、膝が震えるっ…)

青柳冬弥

(気が緩んだらっ、泣いてしまいそうなぐらい、悲痛な声が聞こえるっ…!!)

🐇きゅっ…!

青柳冬弥

(俺のせいだっ…俺のっ…俺が失態を犯したからっ…!!)

🚪))ガチャッ…

青柳冬弥

ハッ!!(隠れないと…っ!!)

ヘルパー

………

ヘルパー

ヘルパー

((ボソッ………あれは、上手く使えばきっとーー

👟コツコツ……

青柳冬弥

(あれはどういう意味だ…?いや、とにかく今は司さんは?!!)

青柳冬弥

司さん!!!!

🚪))ガチャッ

天馬司

………っ

青柳冬弥

っ!!司さん!!!!

天馬司

ゲホッ…おまえ、は……

青柳冬弥

冬弥ですっ、青柳冬弥です…!

青柳冬弥

待っててくださいっ、すぐに手当します!!

青柳冬弥

えっと…この本の通りにやればっ…

天馬司

イ"ッ……

青柳冬弥

す、すみませんっ、痛かったですか…?

天馬司

っ……、いや、平気だぞ!

天馬司

オレよりも上手だ

青柳冬弥

!!…良かったです

青柳冬弥

あと…すみませんでした

天馬司

気にしないでいい

天馬司

オレは冬弥に怪我がなくて嬉しいぞ!

青柳冬弥

っ……はい

青柳冬弥

あ、あと…これをーー

🐇

天馬司

おぉ、ありがとう!!

天馬司

こいつに傷をつける訳にはいかないからな

青柳冬弥

大事なものなんですね

天馬司

あぁ、妹に貰ったものなんだ!

天馬司

フフン、冬弥に治してもらったからもう自由に動けるぞ!!

天馬司

それに、怪我が「たまたま」服に隠れる位置で良かった!!

天馬司

よーし、この調子でーー

青柳冬弥

俺は反対です

天馬司

ん?

青柳冬弥

他人のために自分を犠牲にして、あんな目に合って…しかもそれを約40人分なんて…

青柳冬弥

いつか壊れてしまいます

青柳冬弥

今からでも辞めるべきです!!

天馬司

でも、こんな慈悲を貰える機会はきっと来ない

天馬司

これでみんなが罰を受けなくてすむかもしれない

天馬司

みんなが、楽しく暮らせるかもしれない

天馬司

そう考えたら、安いものだ!

青柳冬弥

ですがそれでは司さんがーーーっ

天馬司

大丈夫だ、オレは強い!なぜならーー

天馬司

「オレは、子どもたちの笑顔を守るヒーローペガサス!!」……だからな!

青柳冬弥

…ペガサス……?

天馬司

冬弥は…うーむ、そうだなぁ…あ!

天馬司

怪我の手当をしてくれる、優しい助手だ!

天馬司

「オレ達は、影で頑張るヒーロー戦隊!!ペガサス・ザ・シャイニング」

天馬司

どうだっ、カッコイイだろう!!

青柳冬弥

(この人は…なんで、あんな痛い思いをした後に笑えるのだろうか)

青柳冬弥

(どうして……こんなにも輝いているのか…)

青柳冬弥

……分かりません

天馬司

なっ、そこはカッコイイと言うところだぞ!

その日から、司さんは定期的に告解室へ呼び出されるようになりました

呼び出される度に、俺は扉の前に行って彼の悲痛な叫び声を聞きました

苦しんでいるのが、あんなに優しい司さんだけなのが許せなくて

少しでも罪の意識を感じられるようにという俺のエゴでしかなかったけれど

それでも、あの人を1人にしたくなかったから

青柳冬弥

(……あの人が、苦しまないように、俺がもっとしっかりしなくては…)

🍳🍲🥗

ヘルパー

「持ってこい」

天馬司

はい……お待たせ致しました

ヘルパー

………、合格だ、「下がれ」

天馬司

はい、ありがとうございます

子ども

また司兄、合格だよ

子ども

最近の司兄、ずっと合格貰っててすごいなぁ

子ども

うん…あたしももっと合格貰えるようにしなくちゃ!

子ども

でも、最近のヘルパー、僕たちが失敗しても懲罰しなくなったよね

子ども

僕、昨日洗濯物干すの失敗しちゃったんだけど怒られなかったんだ!

子ども

ヘルパー、最近優しくなって嬉しい!!

青柳冬弥

っ……

青柳冬弥

(今、俺達が何も罰を受けていないのは、司さんのおかげだ……っ)

青柳冬弥

(司さんにパッタリとミスが無くなったのは…子ども全員分の罰に加えて自分のミスを上乗せされたら、体が耐えられないからだろう……っ)

司さんは……自然と完璧を求められました

ミスは許されない

失態を犯してはいけない

そんな緊張感が彼から見え隠れしていたように感じます

それでも、司さんには毎日のように罰が下された

ヘルパーの罰が降り掛からないことにより他の子ども達の気が緩み、ミスが増えたんです

司))「あ"ぁぁぁぁあ"あ"あぁぁぁあ"!??!!」

🚪))ギィッ……!!

青柳冬弥

っ……!!司さんっ……!

天馬司

っ……あ"っ、ぐッ……ッ!!

天馬司

すみませんっ…すみませんっ!!!!

天馬司

違っ…かんしゃ…して、あり、がとう、ございます…?あぁっ、う、あ…?

青柳冬弥

落ち着いてくださいっ、俺です、冬弥です!!

天馬司

あっ……ハァ……とう、や……っ

青柳冬弥

、司さん……っ、もう辞めてくださいっ!!

青柳冬弥

これ以上は司さんが持ちませんっ!!

青柳冬弥

せめて、俺も一緒にっーー!!

天馬司

っーーダメだッ!!!

青柳冬弥

ッ、なんでっ……なんでですか!?

天馬司

オレがやめたらっ、またあの辛い日々が戻ってしまう

青柳冬弥

辛い日々って…、これ以上の辛い日々は無いはずですっ!!

天馬司

もう、嫌なんだっ……

天馬司

誰かが、辛い目にあうのは、もう嫌なんだっ!!!

青柳冬弥

っ……!!!

「それは、この状況を辛いと感じている俺には例外なんですか?」 ……そんなことは言えなかった

俺よりも司さんの方が何倍も何十倍も辛いはずだから

一番初めに辛いことから逃げた俺が、言える台詞では無かったから

青柳冬弥

………司さん…怪我、手当てします

天馬司

……ありがとう

青柳冬弥

…、……っ…!! …ハァ…ッ!!

天馬司

……泣かないでくれ、冬弥

天馬司

オレは、お前に笑顔でいて欲しい

青柳冬弥

ッ…、ズッ…ハァッ……!!

天馬司

………

🖐))ポンポン…

天馬司

大丈夫だ…大丈夫

青柳冬弥

っ……

司さんは、いつも俺に大丈夫だ、大丈夫だと言葉をかけてくれました

それは、いつも優しい声で、安心するような声で…だから……

本当に大丈夫だと、錯覚していたんです

🚪))ガチャッ…

青柳冬弥

(っ、なんだこの匂い……鼻につくような独特な匂いだ…ッ)

青柳冬弥

ッ…司さん…手当てに来ました

天馬司

…………

青柳冬弥

(今日はどこも怪我が増えていない…?)

青柳冬弥

司さん……どこか痛いところはありますか…?

天馬司

………

青柳冬弥

……司さん?

天馬司

と……や……

青柳冬弥

っ!!?…司さん、大丈夫ですか…!?顔が真っ青ですよ!?

青柳冬弥

(一体、今日はどんなことをされてーーっ!)

天馬司

ッ……とーや…

青柳冬弥

はい、俺ですっ、どうしましたか…!?体調でもーー

天馬司

もうっ…オレッ……オレッ……!!

天馬司

なにが「幸せ」か、分からないんだ…っ

青柳冬弥

…………え

天馬司

なにが「幸せ」だ…?何に「喜び」を感じればいい…?「嬉しさ」とはどのように感じるものだ…?

青柳冬弥

つ、司さん……?

天馬司

段々っ……だんだん分かんなくなってっ

天馬司

でもっでもオレは、やらなくちゃいけなくて

天馬司

やらなくてはいけなくて

天馬司

ヘルパーが、慈悲で、オレたちを守ってくださっていて

天馬司

だから、オレは、ヘルパーに感謝をしなくてはいけなくて…

天馬司

感謝、して…ハァッ…

天馬司

しかし、でも、このまま…何も感じなくなっていったら……オレはっ…オレは…

天馬司

ーーオレは何のために生まれてきたんだ?

青柳冬弥

ヒュッーーーー…!

天馬司

………

ガクンッ!

青柳冬弥

っ、司さんっ、しっかりしてくださいっ、司さん!!!!

天馬司

………ん…

青柳冬弥

ハッ!司さんっ…

天馬司

……ここは…

青柳冬弥

さっき、司さんは気を失っていたんです

青柳冬弥

体調は大丈夫でしょうか……?

天馬司

天馬司

…はい、問題ありません

青柳冬弥

………え

天馬司

どうかしましたか?冬弥

青柳冬弥

っ、(誰…いや、この人は司さんだ、でもっそうではなくて……どこか、何かが…っ)

青柳冬弥

司、さん…どうしたんですかーーー?

天馬司

…オレは、なにかおかしいでしょうか?

青柳冬弥

(もしかして……司さんはーーッ)

青柳冬弥

(……いや、いやまだ決まった訳ではっ、司さんも、大丈夫だってーー)

青柳冬弥

い、いつもの、ショーを…ショーの話はーー

天馬司

……ショー……?

青柳冬弥

ーーっ、

青柳冬弥

(まさか……まさか司さんはーーー)

青柳冬弥

司、さん…さっきまでの記憶は…ありますか…?

天馬司

さっき…あぁ…

天馬司

ヘルパーがオレに"祝福"を授けてくださったことですか?

青柳冬弥

ヒュッーーー、ハァッ、ハァッ…!!

青柳冬弥

っ……、嫌です…ッ

青柳冬弥

嫌だ……帰ってきて、いつもの司さんにっ、戻ってくださいっ…

天馬司

天馬司

………すみません

天馬司

いつものオレとは、どういうことでしょうか…?

【🎈︎🌟】Dom/Subユニバース

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304

コメント

5

ユーザー

司大丈夫かな?まじで続き楽しみすぎる

ユーザー

嘘だろッ……司壊れた……?

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