あの後、彼とは2週間ほど出会うことは無かった。
再開したのは、久しぶりの休みの日の事。
あなた
久しぶりの休みぐらい、ゆっくりしたい。
そんな怠惰な感情から、私は最寄りのコンビニに足を運んだ。
あなた
あなた
割引シールの貼られた唐揚げ弁当を手に取ると、人の少ないレジへ向かう。
あなた
先んじて支払い方法を指定した時だ。
フラワー
入店音と殆ど同時に聞こえてきたのは、聞き覚えのある幼い声。
フラワー
あなた
あなた
私が記憶を呼び起こして彼の名前を口走ると、彼は嬉しそうな笑みを浮かべる。
フラワー
あなた
フラワー
フラワー
その発言から、彼には姉やそれに近しい存在がいることは容易に想像出来る。
彼の姉はどんな容姿をしているのだろうか。
彼のように身長が高いのかもしれない。
そんな妄想をしていると、ピピピッという機械の音が聞こえてきた。
クレジットカードの支払いの完了の音だ。
フラワー
フラワー
そう言うと、彼は店内の奥へと消えてしまう。
言われた通り、店の外で彼を待っていると、5分が経過した後に彼も外へ出てきた。
フラワー
フラワー
あなた
あなた
フラワー
お互いにレジ袋を覗き、それぞれが購入したものを見せ合う。
どうやら、彼は姉のおつかいのようだった。
あなた
フラワー
死活問題。確かに、女の子にとって日焼けは大敵とも言える。
大袈裟ではあるが、表現的には間違ってはないだろう。
あなた
私がそう問いかけると、彼は不思議そうにしながらも頷く。
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