赤
赤
赤
赤
赤
あの日俺は体育倉庫に荷物を置きに行った
そしたら目の前で誰かが暴力的な虐めを受けていた
赤
イ・ジメッコ
確か冷たくて怖い声だった
イ・ジメッコ
赤
赤
イ・ジメッコ
イ・ジメッコ
??
赤
赤
??
なんで俺あの時助けたんだろ
なんで無駄な正義感出したんだろ
なんで俺は手を引いたんだろう
次の日
教室に入るとビシャっと水の音がした
赤
気が付くと全身びしょ濡れ
保おけていると周りの声で我に帰った
「うわ汚いね…」
「早く出てってくれないかな…」
「アイツがあの子虐めてたんでしょ…?」
俺は周りの声に唖然とした
だって身に覚えがない事を永遠と言っていた
そうすると
イ・ジメッコ
イ・ジメッコ
赤
アイツはあの時の虐めっ子だった
だがアイツが何を言ってるか理解出来なかった
赤
赤
先生
赤
校長
赤
校長室に入ったら空気が重かったな
息が詰まる程
校長の隣にあの子がいた
??
赤
校長
校長
赤
校長
校長
校長
校長はあの子の腕を見せてきた
??
校長
赤
赤
赤
校長
赤
赤
校長
校長
校長
校長
赤
赤
赤
??
校長
校長
??
??
赤
校長
校長
校長
校長
校長
赤
赤
そして放課後にアンケートの紙が配られた
そこにはごく普通の虐めがあった時のアンケート
俺は素直に書いた
誰があの子を虐めていたか
だが
そのアンケートの結果約全ての生徒が俺の名前を書いていた
「赤くんが___くんを虐めていた」
と…
そして次の日から俺は地獄を味わった
赤
次の日に学校に来たら
俺の机に
死ね
消えろ
ウザイ
ブス
クソ虐めっ子、等…
隙間無く暴言で埋まっていた
そして周りから冷たい視線と静かな笑い声
辛かった
次の日学校に来ると
机に昨日消したはずの暴言
そしてビリビリに破れた何か
余りにもビリビリに破かれていて元の原形を留めていない
悲しかった
次の日
昨日と同じ机だった
昼にお弁当が無い事に気づいた
ゴミ箱にぶちまけられてるのに気づいた
勿体ないと思った
次の日
この机にも視線にも慣れてきた
椅子に座ろうとした時
赤
画鋲が椅子にくっ付けられていた
椅子から画鋲が取れなかった
先生に無理やり座らせられた
椅子が赤く汚れた
掃除面倒臭い
次の日
授業で体育館に来たら
皆からボウルをぶつけられた
フラフープで叩かれた
暴言を浴びせられた
無駄な1時間だった
次の日
美術の授業で美術室に来た
色々な色が混じった水を飲まされた
味が解らなかった
赤
俺は地べたに座り
下を見て流れる血を見ていると
??
赤
??
??
赤
俺は声がした方を向くと
誰か立っていた
赤
赤
赤
赤
赤
??
赤
??
紫
紫
赤
赤
赤
赤
紫
赤
紫と名乗る人は俺に近づく
そして俺の横に座った
赤
紫
赤
紫
紫
紫
赤
紫
紫
紫
俺はコイツに顎を持たれ
上を向かされた
俺の視界には青く晴れた綺麗な空が広がった
赤
紫
紫
紫
赤
紫
紫
赤
紫
紫
赤
紫
紫
赤
紫
赤
紫
赤
紫
紫は俺から手を離し
俺と同じく空を見上げた
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
赤
俺は言葉の続きを言おうとすると
俺は誰かにギュッと強く
だけど優しく抱きしめられていた
それに俺は思考が止まったが
それが紫がしている行為だと数秒経過して理解した
紫
紫
紫
それは久しぶりに感じた温もりだった
背中には大きく温かい手で包まれていて
知らない人なのに安心する
ずっと抱きしめて欲しいと思うのに
なにかが足りない
本当に安心するするのに
なにかが足りない
だけど何が足りないのか分からない
紫
ギュッと強く優しく抱きしめられている
そして抱きしめている本人は泣いている
なんでだろ
赤
紫
赤
紫
赤
赤
赤
紫
紫
紫
紫
紫
赤
赤
紫
紫
赤
紫
俺が手を出すと
紫は俺の手を強く握った
紫
紫
にこっと優しく柔らかい笑顔を向けてくれた
そして…
❦ℯꫛᎴ❧
助ける
コメント
4件
泣いた(´;ω;`)