第10話 「小さくて」
まちこりーた
しろせんせー
しろせんせー
まちこりーた
しろせんせー
しろせんせー
まちこりーた
どことなく気まずい空気が流れている気がする わたしだけ...?
「こっち」そう言う裕太に無言でついていく
何mか歩くと急に、前を歩いていた裕太が立ち止まって私は裕太の背中に思わずぶつかった
しろせんせー
まちこりーた
裕太の立っている先を見ると、そこには小さな花屋があった
まちこりーた
しろせんせー
まちこりーた
しろせんせー
しろせんせー
翳のある表情で花屋の看板を見上げる裕太は、今にも泡になって私の手を放してしまいそうで不安で仕方なかった
まちこりーた
しろせんせー
まちこりーた
しろせんせー
まちこりーた
そう言うと裕太は愛おしそうに私を見つめた後ぎゅうっと私の手を握った
改めて私と裕太は付き合ってるんだなって実感した
だからこそ、この手を振り払うのは怖くて仕方ない
まちこりーた
しろせんせー
まちこりーた
別れたらもう関わらないから
だから付き合ってるうちに伝えたくて
「裕太がたいせつ」だって
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