愛してるよ

君はいつも笑ってたね

例え自分が辛くても

悲しんでても

泣きそうになりながらでも

いつでも笑顔だった

僕が愚痴をこぼしたら

『大変だったね』

そう声をかけてくれた

僕が悲しんで泣いてたら

『辛かったね』

そう一緒に泣いてくれた

そんな君に

僕はいったい何が出来た？

何をしてあげれた？

君が病気になったとき

僕は泣くことしか出来なかった

君の方が辛いはずなのに

『大丈夫』

そう慰めてくれた

僕は君を幸せに出来た？

僕と一緒に居て幸せだった？

楽しかった？

良い人生を…おくれた？

僕ね

知ってるんだよ

君が…陰で泣いてたこと

ハハッ…

僕は頼りなかったかな…？

僕は…本当に何も出来なかったね

支えてもらってばかりで

助けてもらってばかりで

慰めてもらってばかりで

君に、何一つしてあげてない

なにも…してあげられなかった

一緒に行こうって言ってた遊園地

行けなくてごめんね

最期に花見したいって言ってたのに

出来なくてごめん…

旅行も何も出来なくて

たくさん思い出作れなくて

本当にごめんな

僕は君に謝ってばかりで

君は僕を許してばかりだった

僕のもとを離れることも出来たのに

それをしないで

ずっと僕のそばに居た

ありがとね

僕は幸せだった

いや、今も幸せだ

君のことを思い出すだけで

僕はズルいね

君を幸せにしてないのに

幸せになって…

でもね、後悔はしてないんだよ

最後の最期まで

君と一緒に居て

たくさん話したから

後悔なんてない

そのかわり

悲しいかな

君の声が聞けなくて

大好きな笑顔が見れなくて

君に触れることが出来なくて…

僕は君を忘れない

ずっとずっと覚えてる

ずっとずっと…愛してるよ

END