カゲロウ
第七話!
色
待ってました…。
幻音
うん、待ってたよ。
夜乃レイ
俺も…、待ってた。
青柳冬弥
途中で、終わったからな。
東雲彰人
そうだぞ?
最後までやれよ?
最後までやれよ?
カゲロウ
スミマセン…ガンバリマス。
カゲロウ
スタート!!!!!!!
体育の先生
走れ 走れ!
色
はぁ…はぁ…はぁ…。
青柳冬弥
大丈夫か…?
色
体力あるね…。
青柳冬弥
まぁな…。
幻音
はぁ…はぁ…はぁ…。
東雲彰人
大丈夫かよ…。
幻音
問題ない。
東雲彰人
なら…良いけど…。
無理すんなよ。
無理すんなよ。
幻音
わかっている。
カゲロウ
はぁはぁはぁ…ケホッ。
夜乃レイ
はぁ…はぁ…、
息荒くない?大丈夫?
息荒くない?大丈夫?
カゲロウ
大丈夫…ケホッ。
夜乃レイ
頑張れ、あと一周だから。
カゲロウ
レイもな…?
夜乃レイ
うん…!
色
頑張れー。
青柳冬弥
あと少しだぞ!
幻音
ファイト…!
東雲彰人
俺たちは、
終わってるからな!
待ってるぞ!
終わってるからな!
待ってるぞ!
カゲロウ
はぁはぁ…ケホッ。
夜乃レイ
あと少し…。
カゲロウ
うん…。
色
おっ…ゴールだね。
幻音
凄いじゃないか!レイ!
青柳冬弥
レイ…、速かったな…!
東雲彰人
お前…、すげぇな。
夜乃レイ
あ…///ありがと…///。
カゲロウ
ケホッケホッケホッ…ハァ…。
色
あっ…カゲロウ…。
色
大丈夫…?サスサス…。
カゲロウ
ありがと…ケホッ。
色
みんな、カゲロウのこと、
忘れてないよね…?
忘れてないよね…?
幻音
忘れてるわけ無いだろ?
カゲロウ
ハァハァハァ…ケホッケホッケホッ…。
幻音
大丈夫か…?
夜乃レイ
俺が、最後に
スピード上げたから…。
スピード上げたから…。
カゲロウ
そんな…こと…ケホッ…ないよ…?
青柳冬弥
とにかく…、
一旦座ろう。
一旦座ろう。
東雲彰人
そうだな…!
カゲロウ
ハァハァハァ…ケホッケホッ…。
色
大丈夫…?
幻音
サスサス…、無理をするな。
カゲロウ
大丈夫…だから…ケホッケホッ…。
夜乃レイ
………。
青柳冬弥
レイのせいじゃないからな…。
東雲彰人
あんま…気にすんなよ。
夜乃レイ
うん…、ありがと…。
カゲロウ
ケホッケホッケホッ…。
色
と言っても…、
治りそうにないな…。
治りそうにないな…。
幻音
そうだな…。
体育の先生
ほらほら!休憩の時間終わり!
色
先生…、この状況…、
わかりませんか…?
わかりませんか…?
幻音
なぜ、先生は、
そんなことが言えるんですか?
そんなことが言えるんですか?
体育の先生
は…?
保健室行って、
大丈夫って言われたのに、
何で走んねぇんだ?
保健室行って、
大丈夫って言われたのに、
何で走んねぇんだ?
夜乃レイ
それは…、
言いすぎですよ。
言いすぎですよ。
体育の先生
レイ…、
お前なぁ…、
お前だって…体力無いんだから、
走ってこいよ。
お前なぁ…、
お前だって…体力無いんだから、
走ってこいよ。
夜乃レイ
うっ…それは…。
青柳冬弥
レイは、何も悪くありません!
体育の先生
じゃあ、カゲロウが、
悪いな…?
悪いな…?
東雲彰人
あ?てめぇ…、
今なんつった?
今なんつった?
体育の先生
先生に向かって…、
よくも…!
よくも…!
色
お前みたいなやつ、
先生じゃねぇんだよ…。
先生じゃねぇんだよ…。
幻音
同感だ!
先生は、そんなことしない!
先生は、そんなことしない!
夜乃レイ
あなたは、
酷い教師です!
酷い教師です!
青柳冬弥
諦めてください!
先生!あなたが、悪いんです!
先生!あなたが、悪いんです!
東雲彰人
何で、体調悪いやつ、
走らせんだ?あ…?
走らせんだ?あ…?
体育の先生
す…すみませんでした…!
体育の先生
タッタッタ💨
東雲彰人
あっ…逃げやがったな…!
青柳冬弥
彰人!
深追いはよせ…。
深追いはよせ…。
東雲彰人
わかったよ…。
カゲロウ
ケホッケホッケホッ…。
色
風邪…かな…?
幻音
どうだろうか…?
夜乃レイ
うーん…、
違うような…?
違うような…?
青柳冬弥
心当たりが、
あるのか…?
あるのか…?
東雲彰人
あるなら、言ってくれ。
夜乃レイ
確証は、ないけど…。
カゲロウ
ケホッケホッケホッ…。
夜乃レイ
うつ病?かなぁ…?
青柳冬弥
うーん…、
可能性は、あるが…。
可能性は、あるが…。
東雲彰人
風邪と思ったほうが、
良さそうだな。
良さそうだな。
色
カゲロウ?立てる…?
カゲロウ
立てる…ケホッケホッ…。
幻音
無理をするな。
夜乃レイ
誰が連れて行く?
青柳冬弥
彰人は、補習だからな。
東雲彰人
ギク…、わかったよ。
色
あっ…、
課題提出しなきゃ。
課題提出しなきゃ。
幻音
あっ…、今日、
日直だ…。
日直だ…。
青柳冬弥
俺も、図書委員の仕事が…。
夜乃レイ
じゃあ、俺が行く。
東雲彰人
頼んだぞ。
青柳冬弥
頼む。
色
でも…一人で、大丈夫…?
幻音
夜乃は、
頼れる存在だ。
頼れる存在だ。
夜乃レイ
じゃあ!
行ってくるね!
行ってくるね!
カゲロウ
ここで切りまー…。
色
ボコッ…。
カゲロウ
うっ…。
幻音
オリャ…、ポコッ。
カゲロウ
あれ…痛くな…。
夜乃レイ
オーリャ!ボコボコ!
カゲロウ
( ゚∀゚)・∵. グハッ!!
青柳冬弥
そこまでにしないか…?
東雲彰人
そうだぞ、
カゲにも、考えが
あるんだからよ。
カゲにも、考えが
あるんだからよ。
色
あっ…僕が挨拶だね。
色
バイシキ。