五十嵐真冬
はぁ⋯
五十嵐真冬
(家でもずっとこうなら、)
五十嵐真冬
親がいないうちに
五十嵐真冬
こんな家出ていってやる((ボソッ
五十嵐真冬
えと、スマホと財布とある程度の服と⋯
数分後
五十嵐真冬
この位で良いか
五十嵐真冬
よし。出るか。
赤嶺珠莉
ッ、もう耐えられない
赤嶺珠莉
今は親がいない
赤嶺珠莉
だから、出ていってやる
赤嶺珠莉
必要なものを持って⋯
赤嶺珠莉
⋯写真、は要らないか
赤嶺珠莉
⋯⋯さようなら
白風結衣
⋯出て行っても良いのかな
白風結衣
違う。出ていくんだ
白風結衣
こんな、思い出のない家なんか、
白風結衣
出ていくに決まっている
白風結衣
⋯それじゃぁ、さよなら
如月蓮
お願いします。もう良いので
医師
いや、でも親に来てもらわないと⋯
如月蓮
良いんです!
如月蓮
親は絶対に呼ばないで下さい⋯
医師
⋯わかった
医師
出ていくんだね?
如月蓮
はい
医師
何か困ったらまた此処に来ると良いよ
医師
なんでも聞いてあげるから
如月蓮
ありがとうございます
如月蓮
それでは
医師
さようなら
如月蓮
さようなら
五十嵐真冬
⋯綺麗
五十嵐真冬
そう言えば、此処で小さい時に誰かに会った気がする
五十嵐真冬
⋯思い出せない
五十嵐真冬
誰だ
白風結衣
⋯
白風結衣
あの
白風結衣
ここで何しているんですか?
五十嵐真冬
⋯家出みたいなものですよ
白風結衣
⋯そうですか
白風結衣
私もそうなんです
五十嵐真冬
家出ですか
白風結衣
はい
白風結衣
親がいなくて、ずっと愛情を注いでくれませんでしたから
白風結衣
あんな家で死ぬよりも知らないところで死んだほうがましですよ
五十嵐真冬
⋯そうなんですか
五十嵐真冬
これから、どうしよう
白風結衣
⋯その辺を歩いていたら、私たちと同じような人に会えるかも知れない
五十嵐真冬
⋯そうですね
五十嵐真冬
歩いてみましょう
狗井翠ஐ☘︎︎
⋯なにこれ(
如月蓮
アンタがつくったでしょ
五十嵐真冬
しっかりしてよ⋯
狗井翠ஐ☘︎︎
すいません⋯
白風結衣
まぁ、あまり主を責めたら可哀想ですよ
狗井翠ஐ☘︎︎
ありがどうぅ(泣)
赤嶺珠莉
それでは終わりましょう(無視)
狗井翠ஐ☘︎︎
無視?悲しいよ
如月蓮
じゃぁねー
狗井翠ஐ☘︎︎
え??