4話
青
あ、赤くん~!
赤
青ちゃんっ!
ぱたぱたと走り寄ってくる君は
やっぱり世界一可愛い。
青
僕演技下手くそだからさぁ、
青
2人で劇の練習したいなっ、
どうだ!?
赤
うんっ、いいよ~!
青
…よしっボソッ
赤
~で、こーゆーのは、もっと感情込めて…
…可愛いなぁ、
赤
…ちょっと、聞いてる?
青
んぁ、ごめんごめん
赤
もぉ~、
青
っ、////
青
…あ"
青
僕先生に呼ばれてるんだったぁ!!
赤
ふ、ばーか
青
はぁ、
青
行ってくる、ちょっと待ってて
赤
うん、またね
ふわふわと手を振る姿さえも愛おしい。
こんなに人を愛くるしく思うのは、初めてだろう。
青
よし、やっと終わったぁ~…
話長すぎなんだよ、
青
…あれ、あれって、
教室の中にいたのは、黄と赤。
なんか楽しそうに話してる。
…これ、嫉妬だ
どんな話をしているのか聞いてやろう、
そう思ってドアの隙間を覗いた。
赤
~~~だからさWW
黄
えぇ、そうなんですかWW
…たのしそう、
黄
赤ほんとに演技上手いですよね~、
赤
へへ、そんなことないよ、
黄
眼鏡あるのも好きだったけど
黄
眼鏡なしの方が似合うね、?
赤
、そう?ありがと
黄
ふ、かわいいポンッ
その時、黄の手が赤の頭に触れた。
赤
、!~~ッ////
青
、へ
赤
も、やめて…、
黄
ごめんごめんW
黄
赤ってほんと犬みたいW
赤
は、はぁ、?
赤
なにそれ、W
黄
うん、可愛いよW
赤
、簡単に可愛いとか言わないで…///
黄
え、なんでですかW
黄
赤ほんと弟みたい~
赤
ッ、…
赤
はは、背低いからかな
黄
んー、なんか弟にいたら楽しそう!
赤
、なにそれ、w
黄
あ、僕もう行きますね、
黄
じゃあね!ばいばぁい!
赤
あ、うんばいばい!
赤
…はぁぁ、////
赤
、おとうと、かぁ…、
赤
俺がなりたいのは、
赤
もっと特別なものなのに、
青
ッはぁっ、はぁっ、
どうやら、
僕は君の王子様には
なれないようです。
ねくすと▹▸