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男子生徒A

なぁなぁ、知ってるか?

男子生徒A

最近、天使の噂が流れてるんだよ

男子生徒B

天使の噂…??

男子生徒A

なんと…その天使は女の子で透き通った肌に銀色に煌めく艶やかな髪をしてて

男子生徒A

会えたらなんでも願いが叶うって噂らしいぜw

男子生徒B

なんだ、そんなの噂だろ?

男子生徒B

この世に天使なんているわけないだろ…

男子生徒B

なぁ、凛翔?

土間 凛翔

え、あぁ、うん、

俺は土間 凛翔(どま りひと) 17歳。 ただの普通で平凡な男子高校二年生だ。 そんな俺には一つ秘密がある。

それは…、

その噂の天使様と同居している事だ____

土間 凛翔

ただいま…

エリカ・リーツェ

おかえりなさい。

エリカ・リーツェ

先にご飯にしますか?それともお風呂にしますか…??

土間 凛翔

あ〜…先にご飯でいいかな、

エリカ・リーツェ

承知致しました。

一見可愛らしい小さな子どもに見えるこの子の名はエリカ・リーツェ。 いざ話してみれば感情が薄いのか考えている事が全く分からない。

そんな彼女が何故ここ日本に居るのかと言うと…。

回想

マリア・ルーニャ

ふふっ。

マリア・ルーニャ

あんた、なかなかやるじゃない!

エリカ・リーツェ

そちらこそ…なかなかやりますね。

エリカ・リーツェ

この私に傷をつけた人なんて数少ないというのに。

マリア・ルーニャ

あら、随分自信満々に言うじゃない

マリア・ルーニャ

このまま本気を出せば消し炭にだってできるのに。

エリカ・リーツェ

そんな冗談、私には通用しませんよ!

マリア・ルーニャ

くふふっ、面白いこと言ってくれるじゃない!!

以前、エリカが守っていた世界のひとつのうちが戦争で滅び日本に来たのはただの興味本位らしい…。

それにしても戦争になった理由が馬鹿すぎる理由で…

マリア・ルーニャ

私が勝ったら都市を半分頂くんだから!!

エリカ・リーツェ

そうはさせません。この国は私のものです!!

とまぁ…どちらが勝っても叶わないことで争った結果が滅んでしまったという訳。

そしていま現在、この日本を守りつつ俺の身の回りのお世話をしてくれている。

エリカ・リーツェ

凛翔さん、お夕食が出来上がりました。

土間 凛翔

あぁ、ありがとう…

土間 凛翔

いただきます

土間 凛翔

んっ…今日のご飯も美味しい!!

エリカ・リーツェ

それならよかったです…

エリカ・リーツェ

ところで…今日は私も一緒にお風呂入っていいですか…??

土間 凛翔

ッ…?!

土間 凛翔

ゴホッゴホッ……

土間 凛翔

え、今なんと…??

エリカ・リーツェ

ですから…私も一緒にお風呂をご一緒してもよろしいか、と…

土間 凛翔

あ、あ〜…、

土間 凛翔

あの…なんでか聞いてもいい?

エリカ・リーツェ

その…実はボディーソープとシャンプーなどを時々間違えて使ってしまうことがあって…、

エリカ・リーツェ

どうしても何故かこちらの世界のものにはすぐに覚えられないんです…。

土間 凛翔

なるほどね…じゃあさ、教えるついでに頭洗ってあげるからさ

土間 凛翔

その…一緒にはやっぱり…、

エリカ・リーツェ

そうですか…、

エリカ・リーツェ

どこの世界に行ってもやはり…性別という壁は越えられないんですね…。

土間 凛翔

…でもまぁ、今日だけならいいけど…

エリカ・リーツェ

本当ですか…?!

土間 凛翔

う、うん…

エリカ・リーツェ

や、やった…じゃなかった、

エリカ・リーツェ

ありがとうございます。

土間 凛翔

どういたしまして…、

やったって…子どもみたいで可愛い、 じゃなくて…どうして俺とエリカがこうなったか簡単に説明すると

それは2年前の暑い真夏の日。

俺はたまたまちょっと遠くの海に来ていた。

エリカ・リーツェ

綺麗…。

土間 凛翔

…ねぇ、君は海に入らないの?

そこでエリカと出会って興味本位で話しかけてみたんだけど…

エリカ・リーツェ

っ…?!

エリカ・リーツェ

な、なんで私の姿が見えるんですか…?!

土間 凛翔

え、??

エリカ・リーツェ

他の人には見えないよう…認識阻害を使っているはずなのに…。

土間 凛翔

ん〜…よく分からないけど…それたぶん家が特殊な家系だからじゃないかな、

エリカ・リーツェ

どういうことですか…??

土間 凛翔

うちのおばあちゃんがちょっと普通の人じゃなくて…

土間 凛翔

そのせいかも…なんて、あははっ、

エリカ・リーツェ

そうだったんですか…、

エリカ・リーツェ

えっと…お名前、聞いてもいいですか?

土間 凛翔

俺は土間、凛翔

土間 凛翔

君は…??

エリカ・リーツェ

私はエリカ・リーツェと申します。

土間 凛翔

エリカ・リーツェ…

土間 凛翔

じゃあ、エリカって呼んでもいいかな、

エリカ・リーツェ

はい、いいですよ。

土間 凛翔

エリカはどうしてこんなところに来たの…??

エリカ・リーツェ

えっと…話せば長くなるのですが…

エリカ・リーツェ

色々あり、日本という国に興味を持ったのでここに…。

エリカ・リーツェ

ですが、やはり…この姿では人間に驚かれてしまうし

エリカ・リーツェ

人間と同じ姿になるのには随分と体力と魔力を消耗するので…

エリカ・リーツェ

この世界を見て回るのは困難ですね、

土間 凛翔

え、でもさっき認識阻害?を使ってるって言ってたじゃん…

土間 凛翔

それを使えばどこへでもいけそうなのに…

エリカ・リーツェ

それを使って自由に旅をするのもいいのですが…この国の食べ物や景色に惹かれて来たので…、

エリカ・リーツェ

認識阻害を使ったままだと…盗っ人になりかねないんです。

土間 凛翔

そっか…、

土間 凛翔

ならさ、俺と一緒に旅してみる?

エリカ・リーツェ

え…??

土間 凛翔

俺、まだ学生だけどさ…

土間 凛翔

いつか世界中旅してみたいなって思ってて…、

エリカ・リーツェ

いや、でも…凛翔さんにご迷惑をかけてしまうかもしれませんし…、

土間 凛翔

そんなの全然いいよ、むしろ一人暮らしで暇してたんだ

エリカ・リーツェ

…そういうなら、お言葉に甘えて…、

エリカ・リーツェ

ですが…このままでは不公平なので私が凛翔さんのお世話をします!!

土間 凛翔

え、いや、いいよ…料理も1人でできるし…、

土間 凛翔

それに俺が言い出したことなんだし…、

エリカ・リーツェ

いえ、それではだめです

エリカ・リーツェ

何か一つでも恩を返させてください!

土間 凛翔

ん…わ、わかった

土間 凛翔

もう好きにしていいよ…、

エリカ・リーツェ

分かりました。

そんなこんなでよくも分からない子と同居することになり…

いまは何故か…一緒にお風呂に入っている…。

土間 凛翔

あ、あたま、痒くない…??

エリカ・リーツェ

いえ、痒くないです…

エリカ・リーツェ

むしろ気持ちがいいくらい…。

土間 凛翔

それならよかった…

エリカ・リーツェ

はい、

そしてお風呂を出て

土間 凛翔

ふぅ…さっぱりした…、

エリカ・リーツェ

そうですね…、

エリカ・リーツェ

何か、飲みますか…??

土間 凛翔

ん…冷蔵庫にコーヒー牛乳入ってない…??

エリカ・リーツェ

これでしょうか…??

土間 凛翔

そうそうそれそれ、

土間 凛翔

エリカも飲んでみなよ

エリカ・リーツェ

いいのですか…??

土間 凛翔

うん、もう一本はエリカのために買ってきたんだし…飲んでいいよ

エリカ・リーツェ

ありがとうございます…では、お言葉に甘えて…、

ゴキュゴキュと飲み干し

土間 凛翔

どう?美味しいでしょ…??

エリカ・リーツェ

はい、とっても美味しいです…!!

エリカ・リーツェ

いくらでも飲めそうです!

土間 凛翔

よかった、よかった

土間 凛翔

さて…そろそろ寝ようかな、

エリカ・リーツェ

私も寝ます…、

土間 凛翔

おやすみ

エリカ・リーツェ

おやすみなさい。

土間 凛翔

………zzZ

まぁ、色々あるけど…なんだかんだこの暮らしが気に入っている

これからどんな楽しいことが待ち受けているのか…楽しみだ

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