琉雫
ピロンッ
琉雫
木葉
琉雫
琉雫
ピロンッ
木葉
画像
木葉
写真には、わたしの生徒手帳と、その背景には彼が写っていた。
木葉
ちゃんと知らせてくれるあたり、だいぶ紳士的だ
生徒手帳には、学校で使うパソコンのバーコードやカリキュラムが挟んである。
絶対必要なものなのに…
琉雫
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
赤葦
琉雫
赤葦
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
琉雫
赤葦
彼とは思えない低い声に、思わず近くにある顔を見上げると、
その目は潤んでいた。
赤葦
瞬きしたら、泣くんじゃないかと思った。
私も、彼も、
琉雫
赤葦
琉雫
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
思わず、俯く彼の頭を撫でそうになるけど、手を止める。
赤葦
そんな私に気づいたのか、
掠れた声を小さく溢す
…撫でられない、可愛くない女でごめんね
赤葦
赤葦
琉雫
赤葦
聞いたことのない彼の声量に、肩が震えた
赤葦
琉雫
赤葦
意外だった。
こんなに粘る人ではないと思っていたから
どうするか、悩んだ末
彼の頭を撫でた。
赤葦
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
背の高い彼を見上げる
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
琉雫
赤葦
泣き叫ぶような私を、温かいぬくもりがそっと包んだ
赤葦
赤葦
背の高い彼に、すっぽりと収まるように包まれる。
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
琉雫
私の言葉に、彼は痛いくらいに力を込めてくれる
赤葦
赤葦
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
琉雫
琉雫
赤葦
琉雫
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
見上げた彼の眼は赤くて、
琉雫
赤葦
赤葦
琉雫
予想外の独占欲の公開に顔が熱くなる
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
小指を絡めとられる
赤葦
赤葦
赤葦
小指だけだったのに、いつの間にかまた抱きしめられてる
赤葦
琉雫
ふっと力が抜けたようにしゃがみ込む彼。
赤葦
琉雫
赤葦
琉雫
赤葦
その言葉が嬉しくて、繋がれていた手に力を込める
赤葦
そのまま手を引っ張られたのは、駅の裏手側
赤葦
聞いてくるのに、彼はもう近づいてきていて、
私はそれを受け入れるだけだった
息遣いも、鼓動も、
すべて感じる近さで泣き笑うような表情の彼
琉雫
赤葦
琉雫
琉雫
赤葦
優しく笑う彼から、頬にキスを落とされた