TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

彰人

あっちが動いたからには、こっちもやるしかないな

瑞希

…そうだね

…まずは咲希を取り返す

白姫が居なくなるのは、白騎士団の象徴がいなくなるようなものだ

瑞希

うん。それに…

瑞希

大切な、友達だから。
絶対連れ戻さなくちゃ

…ああ

彰人

…とにかく、どうやって連れ戻すかだな

彰人

黒の奴等もこれで終わらすとは考えられない

これから黒陣営がこっちに攻めてくるかもしれない

瑞希

そうだね

瑞希

咲希ちゃんがいない今、白騎士は士気が揺らいでるから

…それが目的か…

彰人

…とにかく、まずは天馬を連れ戻すことからじゃないすか

…そうだな…

彰人

作戦考えるぞ

瑞希

うん!

瑞希

まず、咲希ちゃんを攫った黒騎士って誰だろう?

彰人

色々調べてみたんだが…

彰人

ふたりの魔力が検出できた

彰人

多分、そのうちのひとりは冬弥だ

なに!?冬弥だと!?

彰人

うるさ…

瑞希

と、冬弥くん…

瑞希

そっか…冬弥くん黒騎士だったもんね

な…なぜ、冬弥なんだ?

彰人

龍の足跡が残ってた

彰人

冬弥は龍使いだ
龍を扱うやつはなかなか居ない

彰人

それに…戦いが始まる前、冬弥の龍の足跡を見たことがあった

…そうか…

じゃあ、ひとりは冬弥で確定だな

瑞希

司先輩、冬弥くんと幼馴染なんだよね…

瑞希

弟くんも、昔冬弥くんとよく一緒に歌ってたし…

瑞希

…ボクも、冬弥くんとはクラスメイトだったんだ

瑞希

なんだか…さみし──

彰人

──もう、過去のことだろ

彰人

今オレらは白騎士だ。
冬弥は黒騎士、もう…敵だろ

瑞希

…そう、だよね…!

瑞希

ごめんごめん!
ほら、作戦考えよ!

…そうだな

瑞希

…そういえば、ふたりいたんだよね?

瑞希

もう1人は誰なの?

彰人

それが分かんねぇんだよ

彰人

でも、強い魔力なのは確かだ

…そうか…

ならば、手強いやつかもしれないな

上手く事が進んでよかったよ

ねぇ青柳くん?

冬弥

…はい

フフ。なんだか動揺していたみたいだけれど

大丈夫かい?

冬弥

そう…でしたか?

冬弥

…問題ないです

本当かな?

でもキミはやはり、黒騎士に向いていないね

冬弥

…あ…

冬弥

…申し訳ないです

謝ることじゃないんだよ

ただ…咲希くん、とても悲しそうな顔をしていただろう?

あの顔を見て、キミはどう思ったんだい?

冬弥

それは…

冬弥

…これから咲希くんを取り返すために司くんたちが来る

そのとき、キミは黒騎士としての役目を果たせるかな?

冬弥

…果たして、みせます

冬弥

黒騎士として、必ず

フフ。期待しているよ

…僕はこれから別の任務だから、そろそろ失礼するよ

咲希くんを頼んだよ

冬弥

冬弥

黒騎士としての役目…

冬弥

俺の黒騎士としての役目はなんなのだろうか…

冬弥

あのときの、咲希さんの表情…

咲希

2人がアタシをここに連れてきたのは…そのため…?

冬弥

…傷付いていた

冬弥

でも…当たり前だ

冬弥

こんなことしたんだ、咲希さんに嫌われてしまっても…

冬弥

仕方がない…ことだ…

冬弥

冬弥

…もう…

冬弥

司先輩に、顔を合わせることはできないな…

白と黒の途切れた旋律

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

201

コメント

2

ユーザー

瑞希ちゃんが冬弥くんの話してると彰人くんがその話をとめるところが彰人くんには冬弥くんに思い入れがあるなと思い、そこがめっちゃ私好みでした!次回も楽しみです…( *´艸`)

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚