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さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
ATTENTION ・水白学パロ ・自殺表現有 ・いじめ内容有
これは、とある夏のハナシ。
とアル夏、トアる少年ガ…
非徒ヲ、殺シたハナシ。
💎side…
ピピピピッ(⏰
朝、カーテンの隙間から日差しが差し込む部屋に、目覚まし音が鳴り響く。
H
朝、目が覚めると時計は7:30と指していた。
H
行きたくないな…。
学校に行くといつもクラスの一軍男子が寄ってたかって僕を虐めてくる。
特にひどいのが…A太。
高身長で顔が良く、女子にモテる。
性格なんて終わってるのに。
いつもいつも掃除は任され、放課後呼び出され、殴られる。
そんな毎日のおかげで僕の顔はあざだらけ。
毎日のように死ねと言われた。
本当に死のうとしたことだってあった。
けど、そんな時に幼馴染の初兎ちゃんに、死のうとしているところを何度も止められた。
A太がいなければ…。あいつなんていなければ‥。
H
H
そう思い、僕は準備を始めた。
学校につき、昇降口へと向かう。
いつも通り、散々「死ね」「消えろ」「カス」と書かれた下駄箱に靴を入れる。
H
慣れた。
こんな事なんて何度もされて慣れたはずだ。
なのに、悲しい。
なんで、僕、だけ…。
S
ドンッ
H
S
後ろから飛びついてきたのは幼馴染の初兎ちゃん。
いつも僕が虐められてるのを助けてくれる唯一の味方。
H
S
S
S
H
S
S
H
S
H
そう、絶対一軍の奴らは下っ端にターゲットを見つけて、虐めてくる。
初兎ちゃんがこんな事してたら、次のターゲットが初兎ちゃんになる。
S
H
これ以上初兎ちゃんに迷惑はかけたく無い。
心配してもらいたく無い。
今この場を去らないと、また心配させる。
逃げよう。逃げたらいい。
教室につき、自分の席に座った。
荷物をカバンから出し、朝のHR(ホームルーム)まで、読書することにした。
朝のHR…
担任
げ…っ、今日席替え…!?
A太の近くだけは絶対に…。
そんなことを思いながらも掲示された席順を見ると
視線の先には、僕の名前の後ろに、A太の名前があった。
え…っ
トントン
後ろから肩を叩かれた。 叩いたのは…初兎ちゃんだった。
S
担任
H
S
初兎ちゃんは僕の手を引っ張り、廊下へと引っ張って行った。
連れて行かれた先は、トイレの個室。
HR中だから、僕らの他に誰もトイレにいない。
具合だって悪く無い。
ただ…A太が後ろの席で…辛いくらい…
S
H
S
H
S
シンとした個室に初兎ちゃんの声が響き渡る。
H
S
正直に言いたいよ…。
でも、また初兎ちゃんを心配させるでしょ…?
それが、それだけが嫌…。
誰かに相談したい。でも、相談できる人がいない…。
もう…やっぱり無理‥。
H
H
H
H
視界が涙でぼやける。
止まらない‥
S
ギュッ
初兎ちゃんは泣いている僕を、優しく抱きしめてきた。
久々に、温もりを感じた。
けど…僕の生きている意味なんて…っ
S
H
S
僕はそれから1時限目が始まる直前まで泣いてしまった。
帰りのHR後…
A太
H
A太
H
呼びだされた。また殴られる。絶対に。
A太は卑怯だ。唯一の僕の味方である初兎ちゃんがいない時を見計らって、校舎裏呼び出す。
もしかしたら初兎ちゃんは、放課後僕が殴られていることをすら無いのかもしれない。
カバンは…あとで取りにこよ。
そう思い、僕は校舎裏へと向かった。
H
A太
ドカッ
H
A太の友人
A太の友人
ギュッ ドカッ
H
H
痛い、やめて。怖い。
だれか___助けて。
🐇side…
S
担任の教師と少し話をしていた。
担任
用…?
S
いむくん教室いるかな…?
ガラガラ…(🚪
教室のドアを開けると、教室にはいむくんのカバンがいむくんの席に置いてあった。
S
探すか。
僕は教室を出て、いむくんを探すことにした。
S
いむくんの名前を呼びながら校舎中を歩き回った。
ドカッ
S
タタタッ
僕は、物がした校舎裏へと行った。
S
校舎裏に行くと、僕は絶句した。
校舎裏には…
A太と、A太の友人がいむくんを殴っていたから。
💎side…
H
A太
ボコッ
H
ドンッ
僕は突き飛ばされ、後者の壁に勢い良くぶつかった。
A太の友人
ドカッ
H
S
A太
H
校舎裏に大きな怒鳴り声が響いた。
その声の主は…初兎ちゃんだった。
H
A太
ボコッ
H
S
A太
A太の友人
S
ガシッ
初兎ちゃんはA太とA太の友人の腕を掴んだ。
どうすんのそれして…。
A太
ボコッ
S
S
A太の友人
シャキ…(✂️
あれは…鋏!
H
A太の友人
ヒュンッ
S
バッ(避ける
A太
A太の友人
S
A太
A太の友人
S
H
S
H
S
H
H
H
S
少しキレた口調の初兎ちゃんを置いて逃げ去った。
バカだ、僕。
初兎ちゃんがいなかったら居場所なんてないのに、あんな取り返しのつかないことを言ってしまった。
A太がいるからこうなる、A太なんか……
殺してしまえ。
僕はその夜、A太を殺すために色々準備を始めた。
これが、終われば___。
次の日の放課後、A太を近場にある樹海の中に呼び出した。
人気(ひとけ)のないところで殺すために。
A太
幸いにも、友人は連れておらず、A太1人だった。
H
もうこんな生活は嫌だ。僕はナイフをA太に刺した。
僕は梅雨の季節、曇り空の下、深い樹海の中で…
人を、殺した。
家に帰って眠りについた。
明日は休日。僕はもう、人殺しになった。
翌朝、目が覚めるとなぜか涙を流していた。
あれ…何で泣いてんだろ。僕…。
A太がいなくなって嬉しいはずなのに。
部屋のドアを開けた。僕はそこで崩れ落ちてしまった。
H
ピーンポーン
朝。
いむくんにしっかりと思いを伝えるためにいむくんの家を訪ねた。
何度インターホンを押しても出てこない。
ノックをしても反応なし。
でも、なぜか鍵が空いていた。
いむくんの両親は共働きで2人で海外に出張中だ。
いむくんの様子が心配で、悪いことだと分かっていても、家に入った。
ガチャ(🚪
S
靴を脱ぎ、いむくんの部屋へ向かうため、階段を上る。
鍵空いてたし…変な人入ってへんとええけど…。
トントン
階段を上り終え、いむくんの部屋へ向かう。
するとそこには、部屋の前で泣いているいむくんの姿があった。
S
H
ギュッ
H
S
H
H
H
え…いむくんが…人を…っ?
S
いむくんが人を殺すなんてよっぽどだ。
殺すとしたら…A太?
H
やっぱり…
H
S
トン
僕はいむくんの背中に手を置いた。
置いた手には酷く震えたいむくんの震えが伝わってきた。
S
そう言い、いむくんに手を差し出した。
いむくんは、グスッと鼻を啜り、涙を拭って、僕の手を取ってくれた。
いむくんとリビングに行って、しばらく経った頃。
いむくんが落ち着いた頃にいむくんがゆっくりと口を開いた。
H
S
涙ぐんだ目で僕を何か言いたげに見つめてきた。
S
S
この言葉の重みを理解した上で口にした。
たとえ、いむくんが僕を殺すと言っても、言いなりになる。
いむくんが死ぬと言っても、僕には止める権利もない。
H
H
…正直、そうだろうと思っていた。
いむくんがこの家を出て、遠いとこに行くのだろう、と。
それじゃあ、いむくんが死ぬのなら僕も死ぬ。
今までずっと一緒に居てきた双子みたいなものだから。
いむくんがいない生活なんて考えられやしない、ダメ人間なんだから。
いむくんが行くんだったら僕も行く。
そう決心をつけて口にした。
S
H
S
H
S
S
S(幼少期)
ギュ~~ッ!
H(幼少期)
S(幼少期)
H(幼少期)
S(幼少期)
H(幼少期)
S
H
泣いてばかりだったいむくんの顔に笑みが浮かぶ。
いつぶりだろう。
いむくんが「嘘」じゃなくて「本当」の意味で笑ったのは。
いむくんは小さい頃からよく笑う明るい子だった。幼稚園、小学、中学と。
けれど、高校に入ってから、いむくんの様子が豹変した。
笑顔を見せることなど、作り笑いの「嘘」の意味でしか笑わなかった。
「本当」の意味で笑ったのは多分入学式以来だろう。
S
H
S
H
S
H
S
S
H
心配そうな瞳で見つめてくるいむくん。
S
S
僕は家に帰っていむくんと一緒に逃げる準備をした。
ただ、ただいむくんと一緒にいたいから。
僕は…いむくんが…………。
ありったけのお金と通帳。
もしもの人を殺すためのナイフ。
携帯電話にゲーム機。
モバイルバッテリー。
全部全部、ありったけのものを鞄に詰めた。
僕はもう、いむくん以外何もいらない。
大切で大好きだった家族も、大切にしていた家族写真も。 大切に保管していた絵日記も。何も必要がない。
そんな事を考えていると頭に一つの疑問が浮かんだ。
「人殺しと一緒に逃げていいのだろうか。」
こんなダメ人間と居てもなんの得する事などない。
私利私欲のためについていくに過ぎない。
けど。
いむくんだから。いむくんと一緒に死にたいから。
ずっと一緒だから。この旅が終わる頃には、一緒に死ねる唯一無二の幼馴染だから。
だから、僕はいむくんについていくんだ。
翌日、親がいない家に『今までありがとう。』と置き手紙をして出て、いむくんとの待ち合わせ場所まで急ぎ足で向かった。
S
H
S
H
S
H
S
H
S
H
S
H
S
S
新幹線内
シャーーーー
H
S
H
S
H
S
S
H
S
H
S
H
S
福岡到着…
H
S
H
S
H
S
福岡の街中を食べ歩きしながら次の駅へと向かう。
H
S
いむくんに言われて口元を手で確かめる。
H
S
H
S
H
S
H
S
H
S
ペシッ
S
H
S
H
💎side…
1週間後…鹿児島での朝…
H
スマホスマホ…。
カチッ
まともに目が開かない寝ぼけた状態でスマホ画面を見る。
するとそこには、1件のニュースがあった。
「東京都〇〇市〇〇区。 男子高校生1人が山奥で刺された死体が発見された事件についてです。 犯人は行方をくらませ、警察は引き続き捜査を続けています。」
H
…僕が殺したことがバレた。
H
S
H
S
H
今更なことを聞かれて目を見開く。
S
S
H
S
H
S
テクテク…
H
S
いむくんは額に汗をかいていた。 それすら拭わず、どんどんどんどん線路の上を歩いて行く。
H
また、いむくんが難しい顔をしている。
S
H
S
H
H
S
今更すぎる言葉を言われて、少し苛立った。
H
H
S
僕は精一杯の声を張り上げた。
S
S
S
H
H
いむくんはカバンからナイフを取り出した。
S
そう言おうとした途端。
いむくんが首にナイフを刺す。 今まで映画でしか見たことがない光景だった。
H
バタッ…
いむくん…何で…何デ‥?
白昼夢を見テイる気がした。
嘘ダって言ってよ。いつものエガオでわらってよ。
ウーウーウー
頭の中が真っ暗になり、何も考えられなくなった。
気づいたら警察署にいた。
親には散々と怒られ果て、精神的に苦痛になり、院に入る事になった。
院に入って2ヶ月。
9月ごろに暑い暑い院の中で、真っ暗な頭の中にふと。 いむくんの笑顔が頭をよぎる。
いむくん。どこにいんの…?
S
声が出ない。
私語が禁止されているので、整体が狂ったのだろう。
家族も、クラスの奴らからも連絡は来る。
けど、いむくんからは連絡は来ない。
どこなん、教えてよ。いつもの明るい声で教えてよ。
いむくんと逃げ回った日々を思い出す。
探したい。いむくんを探したい。いむくんに会いたい。
いむくんに言いたい事があるから。
いむくん。いむくんは僕に、なんて言って欲しかったん…?
「もうええやん、いっそのこと投げ出してしまい。」
こう言って欲しかったん?
こう言って欲しかったん?なぁ、答えてや‥ いむくん。返事してよ…。
いむくん、いむくんがいたら伝えたい事があった。
もう今になっては。叶わないものだけど、伝えたかった。
僕は昔っから、ずっといむくんのことが、
「好きでした。」
完
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ
さくしゃ