テラーノベル
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この世界には、3つの種族が存在する。
人間
天使
悪魔
人間は天使や悪魔と契約する事ができ、 力を得ることが出来る。
そして契約をした者は、守るべきものを守る使命がさずけられる。
守る形はそれぞれだが、裏で人々を守る人も居る。
それが“マフィア”だ
マフィア内で最も力と人員が多い組織がある。
その名も、“クロノスタシス”。 その組織は最も恐れられ、悪魔との契約者もいると言うウワサもある程だ。
今回、我々が偵察に行くのが、今話した、 クロノスタシス。
彼らに見つからないように組織の裏情報を取ってくるんだ。
マフィア組織クロノスタシスの、一番端にある 下っ端アジト。
そこには、マフィアのイメージを根底からひっくり返すような、元気いっぱいの声が響き渡っていた。
レイヴン(ジェスター)
勢いよく扉を開けて入ってきたのは、大きめの黒いパーカーを羽織った少年、レイヴンだ。
長めの前髪の隙間から綺麗な青い目を輝かせ、手をブンブンと振っている。
パーカーの下からは、トカゲか悪魔のような尻尾がご機嫌にゆらゆらと揺れていた。
ライ
ライ
そう言って、レイヴンの頭を軽く殴るのは、構成員の先輩、ライだ。
口は悪いが、どこか憎めない正確である。
レイヴン(ジェスター)
レイヴン(ジェスター)
ライ
レイヴン(ジェスター)
他の下っ端の同僚たちも「ボスの息子なのに、本当に手がかかる弟だぜ」「まぁ、可愛いから癒やし枠として置いておこう」と、完全に温かい空気が流れている。
レイヴン(ジェスター)
レイヴンが次の話題を話そうとした瞬間、アジトの扉が鈍い音を立てて開いた。
見ると人影がこちらに向かって歩いてきている。
全員が戦闘態勢に入ろうとした瞬間、その影が露になった。
入ってきたのは、下っ端の泥臭い部屋には一切似つかわしくない、洗練されたサイバーテックウェアに身を包んだ少年だった。
そしてその背には、彼の身長ほどもある巨大なスナイパーライフルが背負われていた。
エリートのオーラを隠そうともしない少年に、下っ端たちが思わず息を呑む。
アル
感情の起伏が一切ない、冷徹な声。
アルは感情の読めない瞳で部屋を見回し、最後に、机の下へと隠れているレイヴンへと視線を止めた。
アル
レイヴン(ジェスター)
アル
レイヴン(ジェスター)
アルはそれを聞くと、隠し持っていた拳銃を レイヴンの額に押し付ける。
レイヴン(ジェスター)
アル
アルは拳銃を仕舞うと、レイヴンの横を通り過ぎようとした。
だがその瞬間、アルの優秀な聴覚があることに気付いた。
アル
ライ
レイヴン(ジェスター)
アルは不思議そうに呟くライと慌てふためくレイヴンを交互に見て、またため息を付く。
アル
そういうと、腕の端末から空中へホログラムのマップを投影する。
アル
ライ
ライが頼もしく胸を叩いて言う。
レイヴン(ジェスター)
アル
アル
レイヴン(ジェスター)
アル
アルがレイヴンに圧をかける。
レイヴン(ジェスター)
アル
レイヴン(ジェスター)
一時間後。街外れの寂れた廃倉庫。
ライ
激しい銃声がコンクリートの壁を削る中、 ライが遮蔽物の陰で怒号をあげた。
敵の数は、事前に本部から知らされていた数の優に三倍。しかも、重火器で武装したガチの迎撃部隊だった。
レイヴン(ジェスター)
アル
ドラム缶の陰に隠れ、相手の様子を見てはしゃぐ レイヴン。
そんな戦場のピンチの中でも、アルだけは完全に 冷静だった。
アルは倉庫の梁(はり)の上、敵の死角となる高所に音もなく陣取ると、巨大なスナイパーライフルのバイパスをコンクリートに固定した。
銃弾の軌道計算をしながらも標準を合わせる。
アル
アルが引き金を引く。
ガシィン!! と鼓膜を揺らす重低音とともに、 遥か遠方で大砲を構えていた敵の頭部が正確に撃ち抜かれた。
ライ
ライが歓声をあげる。アルは表情一つ変えず、ボルトを引いて次弾を装填した。
アル
だが、アルが次の指示を出そうとした瞬間。
倉庫の天井ガラスが派手に割れ、アルの背後から、数人の敵の増援が小型ナイフを片手に奇襲を仕掛けてきた。
アル
さすがの天才スナイパーも、完全に近接戦闘の間合いに入り込まれ、ライフルの銃身が長すぎて取り回しが遅れる。
敵のナイフが、アルの喉元へ迫り__。
ドン、と。
凄まじい肉声の衝突音とともに、アルの目の前の敵が、真横から突っ込んできた“何か”によって壁まで吹き飛ばされた。
アル
アルが目を見開いた。
ご察しの通り、そこに居たのは、さっきまでドラム缶の影に隠れてガタガタ震えていたはずの少年、 レイヴンだった。
レイヴンは、ダボダボのパーカーの袖を無造作に捲り上げ、片手で敵の胸ぐらを掴んで壁に向かって飛ばしている。
その顔は、長めの前髪で両目が完全に隠れており、表情が見えない。
そして、アルの耳には、はっきりと聞こえるものがあった。
さっきまでの銃声の喧騒が、まるで遠のいていくかのように。 レイヴンの胸の奥から響く、あの音が。
_カチッ、カチッ、カチッ、カチッ、カチッ、カチッ。
レイヴン(ジェスター)
レイヴンが、誰もいない空間に向けて、まるで自分では無い相手に語りかけるように呟いた。
その瞬間、彼の胸の奥の秒針の音が、人間の心音では絶対にあり得ない、狂ったような超高速のテンポへと跳ね上がった。
レイヴン(ジェスター)
前髪の隙間から、ギラリと。
動物のような縦長の瞳孔をした、光のない暗い赤色の片目が、暗闇の中で妖しく発光した。
第1話【始まりの合図】
第2話_♡10 で投稿
#学園パロ
STPR_s.h_mao
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#ご本人様には関係ありません
川稀
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コメント
1件
お疲れさまです、寺島あおいです🌷 第1話、一気に引き込まれました! マフィア×3種族の契約って設定がまずカッコいい。レイヴンの「おっはよー!」って元気いっぱいの入り方と、アルの冷徹なスナイパーオーラの対比が鮮やかで、一瞬で世界観に入れました。 特に印象的だったのは、心音がしないという伏線と、最後に瞳孔が縦に裂けて赤く光るシーン…! あの「カチッ、カチッ」という秒針の音が、戦場の銃声の中で聞こえてくる演出、ゾクッとしました。レイヴンの中に何か別の“何か”がいるんですね…続きが気になりすぎます! アルも「足を引っ張るな」と言いながら、レイヴンを怪我させないように護衛に回すところが、実は仲間想いなのかな?なんて想像しながら読んでいました。次話も楽しみにしていますね📖