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愛しいお姫様

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愛しいお姫様

1 - 愛しいお姫様

♥

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2020年12月08日

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【お姫様は王子様のキスで目覚めました】

そんなこと、おとぎ話の中だけ。

実際、俺のお姫様はキスしても起きやしない。

それともなんだぁ? 俺が王子サマじゃねぇって言いてぇのか?

郁人(いくと)

ったくよぉ…

俺に気づく様子もなく、こいつはすやすやと寝息を立てている。

郁人(いくと)

おーい…加奈。

加奈(かな)

んん……

ちゅっ……

弾けるような、小さなリップ音。

郁人(いくと)

加奈、起きて。

ちゅっ…

名前を呼ぶ度にキスを落とす。

お前のその表情がたまらなく愛しい。

郁人(いくと)

加奈、起きないと…襲うぞ?

耳元でそう囁けば、加奈は焦ったように飛び起きた。

加奈(かな)

お、起きる!!起きるから!!み、耳は、ダメ…/////

郁人(いくと)

おはよ。加奈。

加奈(かな)

お、はよ…

郁人(いくと)

なぁ、キスしていいか…?

加奈(かな)

私が寝てる時にたくさんしたじゃん…

郁人(いくと)

まだ足りない。

郁人(いくと)

お前をもっと感じたい。

加奈(かな)

…ばか/////

たとえキスで目覚めることはなくても、

お前はこの先も、俺だけのお姫様だよ。

鏡嶋

たまには、こういう甘ったるい小説も書いていこうかな……

鏡嶋

オチなどない。

鏡嶋

それが俺流()

鏡嶋

そんな小説でも良ければ、この先も、暖かい目で見守ってください。

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