別日
あんな
母親
あんな
母親
あんな
あんな
ていうか、1回しか出かけてないのに
いくらなんでも厳しすぎでしょ。
お父さんに会いたいな…
1週間後
お父さんは病気で
亡くなった。
あんな
私はあの人に内緒でお父さんの家に行った。
遺品整理は私がすると業者の人に頼み込み、
あの人には黙っていてもらっている。
あんな
離婚前も病気なんて1度もしたことがなかったし
まだ40なのだ
急死には不自然だ。
何か裏がある。
あんな
無我夢中で探した。
何を探しているのか自分でも分からなかったが、
お父さんの身に何があったのか
それがわかる証拠が欲しい。
1時間ほど探した時
1つの封筒を見つけた。
あんな
手紙だった。
久しぶりね。 早速本題に入るけど、あんなとあったこと、私は知ってるのよ。 勝手なことしてくれたわね。 私に分からないようにあんなに手紙をよこして呼び出すだなんて。 あんなの教育に響いたらどうするつもり? 親権は私にあるんだからあんたは余計なことしなくていいのよ。 同封してある薬を毎日飲んで。 すぐ終わるわ。1週間くらいかしら? あんたは邪魔なの。 消えろ、悪魔。
あんな
正体不明の涙。
震え
よく分からない感情
飲み込まれていく。
今目の前にある事実に直面し、
どうすればいいのか分からず
ただその憎たらしい紙っぺらを睨みつけることしか出来なかった。
衝動でそばにあった瓶の中身を口に放り込もうとした。
だが、直前で止まる。
本能が、拒絶している。
本能が言っている。
"復讐しろ"
と。
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投稿おつです! 復讐!へへへ…ドロドロしてる…