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たっつん

ここは…

たっつん

夢の中だよ

シヴァ

…夢?

そう言われ、改めて周りを見渡す

言われてみれば確かに現実味がないことに気づく

たっつん

でも…

シヴァ

たっつん

………

なんだかとても気まづそうにこちらを見る

シヴァ

どうしたの?

じっと見つめてみても、逸らされてしまう

たっつん

ううん、やっぱりなんでもない

シヴァ

え〜!?

たっつん

それよりほら、他に色々聞きたいことあるんちゃう?

シヴァ

まぁそりゃそうだけど…

確かに色々知りたいことはあるけど

たっつんの様子が気になって仕方がない

でもきっと、このままでは教えてはくれないだろう

たっつん

……そんな不満そうな表情しないでよ

シヴァ

気になるからね

というか、顔出てないのによく不満そうな表情してるって分かったね

俺そんな分かりやすいかな

たっつん

分かった分かった

たっつん

そのうち教える

シヴァ

そのうち?

たっつん

絶対!!

たっつん

だから今は言わんくてもええかな…

シヴァ

ホントか〜?

疑うようにたっつんのことを見ると、両手をパンっと合わせ「絶対教えるから!」とお願いをされる

シヴァ

仕方ないな〜

たっつん

たっつん

やっぱシヴァさん優しいな〜!

そのうち教えてくれるなら急かすこともないだろう

そう呑気に思い、たっつんが教えてくれるのを待つことにした

シヴァ

他の質問は答えてくれるんだっけ?

たっつん

もちろん!

シヴァ

うーんじゃあさ

シヴァ

たっつんの事教えてよ

親しく話してはいるが、結局たっつんの事何も覚えていないのだ

たっつん

ええよ

シヴァ

たっつんは夢の中の人なの?

たっつん

うーん

たっつんは少し悩んだ表情を見せる

たっつん

まぁ、半分正解で半分不正解?

シヴァ

どういうこと?

たっつん

確かにここにいるけど、完全にそうでは無いかな

シヴァ

じゃあ外から来たの…?

たっつん

そういうことになる

シヴァ

じゃあたっつんは夢の中に入ってきた…みたいな感じ?

たっつん

それもちょっと違うかな

シヴァ

難しいなぁ…

たっつん

正確にはシヴァさんが俺の夢に入ってきた、って感じだよ

シヴァ

えっ俺が?

たっつん

そう

たっつん

もちろんお互い夢の中だけの存在じゃないし

たっつん

お互いしっかり意志を持って話してる

シヴァ

…そんなこと有り得るの?

たっつん

まぁ、今起こってるからね

たっつん

俺もびっくりしたで?

ますます訳が分からなくなってきた

人の夢に介入することって可能だったのか

そもそもこの現状こそ俺が作り出した夢なのではないのか

あまりにも現実的ではなく、納得のいく思考には辿り着けなかった

いやそもそも現実では無いのだけども

たっつん

無理して信じなくてもええよ

シヴァ

ごめん

たっつん

謝らなくてもええんやで

シヴァ

………ありがとう

きっと理解したところでどうなるって訳では無い

ならゆっくり理解してけばいいのかもな

たっつん

そういえば俺の事知りたいって言ってたよね

シヴァ

そうだね

シヴァ

友達だったの?

たっつん

だったのって過去形じゃん

たっつん

悲しいわ〜!

シヴァ

えぇ!ごめん!

シヴァ

そんなつもりは無かったんだけど…

たっつん

冗談や

たっつん

俺とシヴァさんは友達だったし

たっつん

親友だったよ

シヴァ

そっちが「だったよ」なんて使うの?

たっつん

今は違うからね

シヴァ

もしかして仲違いでもした?

たっつん

だったらこんな風に話してないでw

たっつん

むしろ毎日会う仲!

シヴァ

ま、まぁ確かになぁ

シヴァ

じゃあもしかして兄弟?

たっつん

全然ちゃう〜!

たっつん

俺とシヴァさんは

恋人同士だよ

シヴァ

…え?

シヴァ

まじで言ってる?

たっつんの目は真っ直ぐこちらを向いていて、嘘偽りがないように見える

たっつん

………ほんまや

シヴァ

まじ、なんだ

「恋人」と言うのを聞いてどうすればいいのか分からず反応に困ってしまう

シヴァ

ちなみに付き合ってどのくらい…

たっつん

1年半くらい

結構長い間付き合ってるね!?

マジでなんで俺記憶ないんだろう…

たっつん

ハッとしてたっつんの方を向くと、少し不安そうに下を向いている

そりゃそうか、俺が記憶喪失で、恋人だったということを忘れている上に、たっつんのことを信じられてない様に見えるもんな

恋人っていう話が本当ならかなり申し訳ないことをしている

こういうときはなんて声をかけるべき?いや変に言っても気を使われてますよね〜!でもっと不安にさせるのでは

たっつん

シヴァさん

シヴァ

は、はい!!

急に声をかけられドギマギしてしまう

たっつん

その

たっつん

恋人って言うんが嫌やったら、嫌って言ってな

シヴァ

シヴァ

そうじゃなくって

シヴァ

ごめん、混乱してるからなんて言えばいいか分からないんだけど

たっつん

うん

シヴァ

1年半も付き合ってるって事は、たっつんのことちゃんと好きだったんだと思うし

シヴァ

嫌…では無いと思うんだ

シヴァ

覚えてないから確かなことは言えないけど…

そういうとたっつんの表情が明るくなる

たっつん

よ、よかったぁ

シヴァ

わっ!?

ぎゅっ

シヴァ

た、たっつん?!

たっつんに思いっきり抱きしめられる

たっつん

ごめん、本当に不安で

抱きしめられても嫌じゃない事に気づく、むしろとても嬉しかった

本当にたっつんのこと好きなのがなんとなく分かる

だから受け身だけではなく、しっかり抱きしめ返した

たっつん

シヴァ

たっつん?

不思議と俺を抱きしめる力が強くなっているような気がした

たっつん

久しぶりに抱きしめたくなっちゃって…ごめんな…

シヴァ

久しぶりに?

久々に会ったから?

だったらこんなふうに話してないで!w

むしろ毎日会う仲!

そう言っていたはず

じゃあ

どうしてだろう

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