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コメント
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主
主
主
主
主
主
主
主
主
灰藍
命華
願羅
主
病室はつまらない
何も無い
ただ寝て、起きて、食べて、少し外に出て寝る、
そんな生活の繰り返しだった
命華
病室の窓から見える景色は
私を苦しめた
元気に駆け回る子達
楽しそうに遊ぶ顔
なんの問題もない健康な体
優しい親
全てを持ってる
命華
命華
命華
そんなことばかり考えていた
その日の夜
病室に誰かが来た
｢また先生かな｣
そう思ったけど
そうじゃなかった
灰藍
命華
灰藍
優しそうな人
灰藍って人
優しかった
なんの穢れもない
灰藍
命華
次の日も
その次の日も
その次の日も
毎日のように来てくれた
灰藍
命華
楽しかった
初めて生きててよかったって思えた
生きる理由を与えてくれた
嬉しくて、よく笑った
そんなある日
突然来なくなった
仕事が忙しくなったらしい
命華
私は会いに行こうと思って
1人で外に出た
入り組んだ道
私は訳が分からなかった
外に出ることなんてなかったから
出ても病院の庭だけ
それ以外の外出はほとんど禁止、
そんな時
見つけた
こっちに手を振る優しいあの人の姿が
でも
それに夢中で、
私は後ろから来ている車に気づけなかった
私は吹っ飛ばされ、
全身骨折、片目が取れて、痛くて、
その時に見えたのは
悲しそうな顔、
黒いのに、
透き通って見える綺麗な眼
それを最後に、
私は息を失った
願羅
昔よく父さんと母さんが喧嘩してた
俺は怖くて部屋にこもってた
当然外に出ることなんてない
そんな日々を送ってた
そしたら急に父さんが部屋に入ってきて
｢父さんと母さん、どっちについて行く？｣
って、
俺は混乱した
意味がわからなかった
願羅
そう考えていくと
俺の頭には離婚が思い浮かんだ
次に記憶があるのは
父と暮らしている日々
父は毎日夜遅くまで仕事
常に俺一人だった
そしたら、
電話がかかってきて
｢もしもし？願羅くんかな？警察だよ。｣
願羅
願羅
願羅
俺は当然聞いた
そしたら
｢君のお父さんが犯罪を犯してね｣
｢殺人罪って分かるかな？｣
｢お父さんは”3人”殺してしまったんだよ｣
と、
願羅
俺は声が出なかった
尊敬してた父がこんなことをするなんて
｢お父さんが居なくなるけど、どうする？｣
そう聞かれて俺は
願羅
とだけ言い、電話を切った
向こうがなにか言いたそうだったが、俺にはもう、分からない
俺の頭の中は父のことでいっぱいだった
願羅
願羅
自然と涙が溢れた
今まで本当に感謝しかなかった父が
急に居なくなってしまうなんて
願羅
願羅
俺は涙しか出なくて
そんなことをしてたら
誰かがドアをノックした
俺は涙を拭きドアを開けた
そこには赤い服を着たロングの女の人が立ってた
綺麗な目をしてた
すごい笑顔で
灰藍
灰藍
願羅
俺は怒られると思って頭を下げた
灰藍
灰藍
願羅
俺が頭をあげると
その人は俺の頭を撫でた
その手は
温もりがあって
優しくて、暖かった、
俺はまた、泣いてしまった
願羅
灰藍
灰藍
その人は俺が泣き止むまで撫でてくれた
俺はその人のことを好きになってた
恋愛的でなくて、尊敬って意味で、
俺はその人が目指したアイドルを目指した
よく夜空を見ながら言った
灰藍
願羅
灰藍
灰藍
灰藍
願羅
灰藍
灰藍
灰藍
灰藍
願羅
自分は本当はアイドルになりたかった
その夢を託してくれた
こんな俺に
そこから努力を初めて14という年齢でアイドルになった
灰藍も褒めてくれた
灰藍
願羅
俺は人気になり
世界に飛び立った
でも、妬みを買いすぎた
ある日突然
後ろから殴られ
俺は目を永遠に閉じることとなった
灰藍
自分な
関西弁えぐいんやんか
抑えよおもても意味無くてさ笑
まぁまぁいいやん
話していくで
自分昔めっちゃ貧乏でさ
電気代もガス代も水道代も払われへんような家やってんな
んで、
ある日家賃払えんくて追い出されてん
ほんとポンコツやで
灰藍
灰藍
灰藍
そう聞くと
｢大丈夫や…ちゃんとうちは何とかする｣
そう言って
何もせんかった
でもある日
母親が消えた
その日母親が
待っとってって言うから待っとったんやけど
一向に帰ってこないんよ
んで夜やし暗いけど探してたら
母親の遺体見つけてさ
ギャン泣きしたわ
灰藍
灰藍
灰藍
灰藍
自分泣きすぎてこっから記憶ないんよ笑
でも自分孤児やからさ
どこにも引き取ってもらわれへんのよ
自分で生きていくしかなかったわけ
毎日毎日しんどすぎたわ
まぁでもやっぱ
優しさしか取り柄なかってん
灰藍
って言ってたんやけど結局天才役者になってさ笑
18歳やけど結構ええ暮らしできててさ
そこまで不満なかったし
困ってる貧乏な子達助けられたからいいかなって
恨みなんて買うわけなかったのに
ある日家帰ったら見知らぬおっさんが2人くらいおってさ
ホンマに焦り散らかしたわ
んで咄嗟に言うてんけど
灰藍
って言うてん
そしたら相手の逆鱗に触れたっぽくて
やばかった
スマッシュブ○ザーズ大○闘
ってくらいやばかった
んで
殴られたり蹴られたりで
最後は両目えぐり取られて
下半身と上半身バラバラで
右足と左腕が折れてる状態で発見されたんやて
痛かったわほんま
でも、
悪くない人生送ったわ
主
主
主
主
主
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