TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

星神天海

本編スタート

源光

三葉・・・?

柚木司

ミツバの願いは少し曖昧だったんだー

柚木司

”此岸に残って何がしたいのか分からない”

柚木司

”でもこのまま終わりたくない”

柚木司

”みんなの記憶に残りたい”

柚木司

・・・願いが曖昧だと中途半端な怪異にしかしてあげられない

柚木司

でも今は違う

柚木司

君のおかげだよ

源光

オレの・・・?

柚木司

そう

柚木司

君はミツバの本当の願いを引き出してくれた

柚木司

願いが・・・未練が強ければ強いほど怪異はより確かで協力な存在になれる

柚木司

ミツバの願いごとはこう

柚木司

トモダチが欲しい

柚木司

トモダチと一緒にいたい

柚木司

これから先もずっと

源光

な・・・何言ってんだテメェ!

源光

ゴチャゴチャ言ってねぇで

源光

三葉を元に戻しやがれ!!

源光

それに三葉の未練は写真を撮ることじゃ・・・

柚木司

ふーん

柚木司

そーなのミツバ?

柚木司

でもさぁ

柚木司

多くの人の記憶に残ればそれだけ長くここにいられるよ

柚木司

あそーだ

柚木司

あの子も君と同じになればずっと一緒にいられるんじゃない?

源光

は・・・?

柚木司

大丈夫

柚木司

何を望んでもそのためになにを傷つけたとしても

柚木司

俺が全部許してあげる

柚木司

君の願いの代償は『理性』

柚木司

邪魔なモノはものはもうなにもない

柚木司

さあ

柚木司

世界の仕組みに抗って足掻いてみせてよ

柚木司

ミツバ

源光

三葉・・・っ

シュルルル

源光

源光

わっ!?

源光

三葉・・・よせ

源光

おいって・・・!

みしっ

源光

源光

うがあああ

源光

三葉っ!!

源光

やめろ

源光

聞こえねーのかよ・・・!

源光

・・・・・・

源光

お、オレ・・・

源光

間違ってた・・・のか・・・?

源光

なあ

源光

なんか言えって・・・

ドツ

グシャ

源光

は・・・花子・・・!

柚木司

あー!

柚木司

あまねだー!✨

柚木司

何年ぶりだっけ?

柚木司

じゅうにじゅう・・・

柚木司

あっこないだ屋上で会ったばっかだね!

ダン

花子くん

どうしてこんなことを・・・

花子くん

つかさ!!

柚木司

んー

柚木司

俺スキなんだよね

柚木司

ガマンするのやめた人の顔

柚木司

あの時も良かったよ

柚木司

あまねが俺を殺したとき

花子くん

・・・・・・っ

柚木司

・・・イイねその顔

柚木司

スキだよあまね

柚木司

また一緒に遊ぼ?

柚木司

昔みたいにネ

ブワッ

花子くん

花子くん

・・・・・・

源光

三葉

源光

おいっ三葉!!

花子くん

少年

源光

花子・・・

源光

なあコイツ戻せるよな・・・?

源光

ミサキ階段みたいに元に・・・

花子くん

・・・・・・

源光

三葉!

源光

お前は・・・こんな

源光

こんなじゃねぇだろ!

源光

オレの知ってるお前は

源光

三葉惣助は・・・

源光

な、生意気で

源光

女顔で口が悪くて

源光

わがままでっ

源光

あと・・・声がうるせぇし

源光

カメラオタクだし

源光

たまに暗ぇし猫かぶりで

源光

そんでっ・・・

源光

そんでオレの友達で・・・!!

源光

三葉ぁ!

花子くん

無駄だよ

源光

そんな・・・

花子くん

少年

花子くん

死は『お終い』なんだ

花子くん

霊体になって此岸を彷徨ったってそれは生の続きじゃない

花子くん

死んでしまったらそこが終わりで

花子くん

それ以上は何もなくて

花子くん

もう何も始まらない

花子くん

どんなに悔やんで願ったところで

花子くん

生きてるとき出来なかったことは

花子くん

死んでしまった後にもできないのさ

花子くん

そういう世界の仕組みに抗うとこんな風になってしまう

花子くん

・・・君なら彼の未練を・・・この此岸への執着を断ち切ってあげられると思ったけど

花子くん

逆効果だったみたいだね

花子くん

ダメだよ

花子くん

あまり死者に優しくしたら

花子くん

だって俺たちには・・・

花子くん

もう未来なんてないんだから

源光

花子くん

・・・・・・

源光

・・・ったはずだ

花子くん

源光

もっもっとっ・・・なんかあったハズだ

源光

できること・・・してやれたこと・・・

源光

オレが輝兄みたいに強かったら

源光

こんなことになってねーんだ・・・!

花子くん

少年が気にすることじゃないよ

花子くん

死者にとっての救いはきっと消滅だけだから

花子くん

これで良かったんだ

源光

良くねぇ

源光

全然良くねぇよ!!

源光

それにっ・・・

源光

消えるのだけが救いだとかっ

源光

そんなこというな!!!

源光

オレは三葉をあんなにしたアイツのこと

源光

ぜってぇ許さねー・・・!!

花子くん

・・・・・・

花子くん

・・・そう

花子の言った通り

世界には決まった仕組みがあって

それは多分どーにもならないことなんだろうって

そんなことくらいわかってるけど

この世ならざる怪異達の姿がみえたり

それに干渉する力が与えられたのは

その「どーにもならない」を少しでも

「どうにかする」ためだって

オレはまだ思ってる

源光

・・・よくわかんねー

源光

(アイツ割と変な写真ばっか撮ってたもんな・・・)

源光

(いやこういうのがいい写真なのか・・・?)

源光

(わかんねぇ・・・)

源光

(なんとなく芸術的な気がする・・・?)

源光

あれ

源光

源光

何撮ったんだ?

ミツバ

・・・さあ?

ミツバ

僕にとって価値のあるもの・・・かな

源光

三葉・・・

次の日

八尋寧々

う・・・卒業ライブ成功おめでとう

八尋寧々

良かった・・・本当に・・・良かった・・・

星神天海

・・・

赤根葵

寧々ちゃん!天海ちゃん!

八尋寧々

ぴゃーーーーー

星神天海

どんな叫び方(笑)

八尋寧々

なっなななななに?

星神天海

どうしたの?

赤根葵

うふふあのね~~

赤根葵

呼び出しだよ!

赤根葵

しかもかっこいい男の先輩から!

八尋寧々

え!?

星神天海

赤根葵

ほらあそこ

赤根葵

寧々ちゃんと天海ちゃんったらモテモテ~~!

八尋寧々

やっやだぁ~まさかぁ~

星神天海

めんどくさい・・・

赤根葵

もうそんなこといわないの!

八尋寧々

(でももしかしてもしかするかも・・・?)

八尋寧々

星神天海

・・・はあ

日向夏彦

よぉ

日向夏彦

コンニチハ?

星神天海

終了!

星神天海

今日のゲストは~

柚木司

司だよー

八尋寧々

寧々です!

星神天海

せーの

柚木司

バイチャーーー

八尋寧々

バイチャー

星神天海

バイチャー

七不思議零番は人間のフリをしています

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

56

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚