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酒と本音と爆弾

第15話 - 癒しと共同作業

100

2025年12月15日

#怪獣8号BL

#鳴保

#鳴保#鳴海弦#保科宗四郎

金の風

※第一部隊基地内・廊下

長谷川

〜という訳で、宗四郎は今
うちで休んでいる

亜白

＜そうでしたか。
それなら良かったです＞

長谷川

そちらは大丈夫か？

亜白

＜今日は仕事も落ち着いていますので問題ありません＞

長谷川

そうか。
それならよかった

亜白

＜長谷川副隊長＞

長谷川

何だ？亜白隊長

亜白

＜保科に伝言を頼みたいのですが、よろしいですか？＞

長谷川

ああ、構わないぞ

亜白

＜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜＞

亜白

＜以上です＞

長谷川

了解した。
伝えておく

亜白

＜では＞

長谷川

ああ

プツ

第一部隊隊長室(鳴海の部屋)

保科

鳴海隊長

鳴海

ん？

保科

今更やけど
僕、重たないですか？
そろそろ降りた方がええと
ちゃいます？

鳴海

重くない。
むしろ、ずっと
こうしていたいくらいだ

保科

そっ、そうですか///

保科

(こういう事
サラッと言いはるやもんな)

コンコン

保科

！
(誰か来はった)

長谷川

鳴海、俺だ

鳴海

長谷川

保科

(長谷川さんか)

長谷川

入っていいか？

鳴海

いい、んぐ

普通に長谷川を中に入れようとする鳴海にギョッとした保科が慌てて鳴海の口を塞ぐ。

保科

コソコソ)ちょっ、鳴海隊長！
なに普通に中に入れようとしとるんですか！

鳴海

プハッ
ここはボクの部屋だ。
部屋の主であるボクが
許可して何か問題あるのか？

保科

コソ)大有りやろ！
だって、その

保科が口をつぐむ。すると、保科の言わんとした事を察した鳴海がニヤリと意地悪な笑みを浮かべながら言った。

鳴海

保科お前、長谷川に
今のこの体勢見られるのが
恥ずかしいのか？

保科

あっ、あっ、当たり前やん！///

鳴海

(顔真っ赤・・・・可愛いな)

鳴海

お前はそう言うけどな、
もうとっくに手遅れだぞ？

保科

え？

鳴海

お前が眠っている間に長谷川来たし、更に言えばお前の首のキスマークも見られてる

保科

〜〜〜〜っ////

あまりの衝撃に言葉を無くした保科が鳴海の胸にボスっと顔を埋める。

長谷川

おいどうした？
大丈夫か？

鳴海

何でもない。
入れ

ガチャ

パタン

部屋の中に長谷川が入って来る。

長谷川

亜白隊長に連絡して来たぞ

鳴海

ご苦労

長谷川

それと、亜白隊長から
宗四郎に伝言を預かって来たんだが・・・・・

長谷川がチラッと鳴海の腕の中にいる保科に目を向ける。

鳴海

保科はこの通り
まだ眠っているから、ボクが代わりに聞く

長谷川

・・・・・分かった

長谷川

『こちらの事は気にするな、
ゆっくりと体を休ませてもらえ。それと…』

鳴海

それと？

長谷川

『今日はそのまま
そちらのスペシャル自由人で構ってちゃんな恋人の世話をするように』以上だ

鳴海

ふん。亜白の奴め、
ひと言余計だっつーの。
分かった、保科が起きたら伝える

長谷川

そうしてくれ。
俺は仕事に戻る

鳴海

ああ

長谷川

鳴海

何だ？

長谷川

宗四郎とイチャつくのもいいが、そこのやりかけの仕事も
ちゃんと片付けるんだぞ

鳴海

ぐっ。お前に言われなくても分かってる！

長谷川

そうか。ならいい

ガチャ

パタン

用件を済ませた長谷川が部屋を出て行った。

鳴海

・・・だそうだ。保科

保科

・・・・・

保科

(亜白隊長。
あの人の事やから気をつかってくれたんかもしれへんな)

鳴海

おい、保科？

保科

あ、すみません

保科

・・・それで

鳴海

ん？

保科

僕はどうしたらええですか？

鳴海

そうだな。とりあえず、
もう少しの間こうしてくっついていたい

保科

了

さらに数分後、鳴海がようやく保科を解放した。

鳴海

さて。
保科を十分充電出来た事だし、仕事を再開するか

保科

自分、
充電器やありませんよ？

鳴海

そんな事は分かってる。
気持ちの問題だ

保科

そうですか。
・・・鳴海隊長

鳴海

ん？

保科

良ければ、
仕事手伝いましょか？

鳴海

いいのか？

保科

ええから言うてます

鳴海

じゃあ悪いがこの書類の…

保科の申し出を受け、鳴海が書類を手渡して二人の共同作業が始まった。

・・・・・

午後5時

鳴海

あ〜〜〜〜何とか終わった

保科

良かったですね、鳴海隊長

鳴海

ああ。
お前のおかげだ

保科

じゃあ僕、そろそろ
帰らせてもらいますね

鳴海

うん。・・・保科

保科

はい？

チュッ

保科

⁉︎

鳴海が保科を呼び止め、彼の唇にキスを落とした。

鳴海

今日はありがとうな

保科

どういたしまして///
ほな、また

鳴海

ああ。またな

ガチャ

パタン

保科は頬をほんのり赤く染めたまま、鳴海に軽く会釈をして部屋を出て行くのだった。

鳴海

(本当に可愛い奴)

酒と本音と爆弾

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金の風

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