悪魔💗と天使💙の恋は許されない

三学期

3月

報告しろ

はい。

ただいま、ちょうど全ての準備が整いました！

そして、現在💙が精神的なダメージが蓄積されていることから、実行はなるべく早くしたほうが良いとの研究結果まで出ました！

分かった。では、そうしよう。

でも…貴方様は💙の父親があの薬を食事に混ぜる日を待つことしかできないのでは…？

安心しろ、ついさっき互いの父親同士が、今夜の食事に混ぜると言っていた。つまり、実行は今日だ。

え！？

もう時間がないじゃないですか！！

そうだな。

しかし…本当にひでぇ話だよなw

実の息子に、あの催眠薬を飲ませるんだぜ？

しかも天使サイドの父親が。本当は💙の父親、悪魔なんじゃねぇのか？w

確かに…でも、副作用が友達の記憶が一人消えるくらいで、寿命が縮むとか、心身には影響がないから普通に飲ませることができるのでは？

心身ねぇ…

確かに身の方には影響がないさ。でも、本当に心にまで影響がないかな？w

え？

もし仮に、記憶をなくした友達が親友だったら？wその親友のおかげでいつもの苦痛を乗り越えていたとしたら？

唯一の、1日の疲れを癒す。そんな人が記憶から消えたらどうだろうか？

本当に、精神的に安定を保てるだろうかw

確かに！そうですね！やはり、そう考えるととても恐ろしいことをしようとしていますね…wｸｽｯ

そういうことだ。でももう俺たちには関係ない。この真由の体ももう必要ない。

俺らの目的はただ一つ。

💗を殺すこと。

それにしても、本当に都合のいいことばかり起きますねぇw後でツケが回ってこないか、心配なほどですよw

もともと、あの💗が生まれた瞬間からアイツが憎かった。悪魔だから仕方のないことだと自分に言い聞かせて耐えてきたが、もう我慢できん。

使用人だった俺を拷問し、血が流れる俺を見てアイツは何と言ったと思う！！

わかりません…

「汚ねぇ」

だとよ

自分が俺の体に刃物をねじ込んで遊んでいるくせに、鉄臭い血を見て汚いだと…ふざけんな！！

悪魔は50歳になると、強制的に反抗期になる。人間と比べ物にならないほどの反抗期に。

気分で人を○し、毒を盛り、最悪の場合、あたり一面を消し去る核兵器を作る悪魔も過去のデータに残っている。

今は反抗期も終え、人に感謝し、人のことを心配でき、気にかけるほど立派になられた。

だが、そんな親切の一つや二つをしてもらったとて、許せるわけがないだろう！！

だから、💙が薬を飲んだ瞬間、俺があの父親よりも早く命じるんだ。

「💗を○せ」

すると、💗を○すまで、膨大な集中力を与えられる代わりに、誰かの記憶を奪われる。

役目を果たすまで、暴走すると言われるあの薬さえあれば、きっと作戦は成功する。

俺らじゃダメなんだ。小悪魔とはいえ、💗もあの悪魔の息子だ。俺を武力で何度も脅したあの恐ろしい悪魔の。

悪魔が自在に操る闇に対して、最も効果のあるものは神ではなく、天使が操る光の力だ。

じゃ…じゃあ、💙なら💗を○せるということですね！！

そうだ、絶対に成功させてやる！！

それじゃ、我々はまた貴方様の指示を待って各担当の位置に戻ります！！

あぁ…必ず成功させてみせる！！