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めっちゃ感動系ッ!! ふたりが幸せになるまでまってます!! 受験ファイトです!
家族がいるときにみてたからすこし泣いちゃって兄にきっしょっと言われた(´;ω;`)
まじで!?泣きます😭 受験頑張って下さいね!もう幸せになって欲しいっす、
12月31日
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朝早くからないこの引越し準備を手伝った
ソファなどの家具は一気に無くなって
家はすっからかんになってしまった
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いつもの優しい目の裏に
やっぱりどこか寂しさをうかべるないこ
もしかしたらないこは
明るく振る舞ってるだけなのかもな
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ないこと俺の家路
でももう
2人で歩くことはないのだろうか
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ないこは俺がクリスマスに贈った 手袋をつけてくれていた
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からから、とキャリーケースが地面に 小さく音をたてる
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ないこは手袋を片方とって
俺の手をぎゅっと繋いでくれた
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だんだん駅に近づく
大きな通りに出た
ここにも思い出の場所がある
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そんなに優しい笑顔を向けられて
そんなに優しい言葉をかけられて
そんな彼はもうすぐ居なくなってしまう
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ここで泣いても彼を困らせる
悲しみを大きくするだけだとわかっていた
それでも涙は溢れて止まらなかった
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それでもないこは俺を抱きしめてくれた
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あっという間に改札を抜けて
ホームに二人立った
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しばらくは無言で新幹線を待っていた
アナウンスが流れる
ついに新幹線が到着してしまう
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胸の奥が締め付けられる
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そう言いながら俺の手を強く握った
間もなく到着します列車は…
○○号○○行き——
遠くから新幹線の音が近づいてくる
とうとう
別れが近づいてきたみたいだ
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また声が震え出す
もう覚悟は決まっているはずだったのに
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ないこが小さく笑う
俺の大好きな笑顔
その瞳にはかすかに涙が光っていた
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俺達は最後にぎゅっとハグをした
最愛の人の温もりを
本当はいつまでも離したくなかった
新幹線がホームに到着した
入口のドアが静かに開く
ないこは最後に俺にそっと唇をおとした
愛おしそうに優しく俺を見つめる
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ないこは笑って俺に手を振った
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ないこは安心したような笑顔を見せて
新幹線に消えていった
ないこを乗せた新幹線が動き出す
俺は胸元のネックレスを握って
その列車が見えなくなるまで見送り続けた
やがて列車の音は聞こえなくなって
ホームには冷たい風が吹き付ける
反対に俺の胸にはじんわりと
ないことの日々が残り続けた
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冷たい空気の中
いつもなら彼と手を繋いでいたはずの 俺の片手
それをコートのポケットに突っ込んだ
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しばらくは何も考えずられずに お店を眺めながら歩いた
すると
1つのあるものに俺の目は釘付けになった
思わず足を止める
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それは花屋に置いてあった
1輪の花だった
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たった1輪の小さな花
それに俺の心は奪われてしまった
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しばらく見つめていると
店の奥から若い男性がやってきた
花屋の人
花屋の人
花屋の人
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花屋の人
花屋の人
花屋の人
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花屋の人
花屋の人
花屋の人
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花屋の人
花屋の人
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花屋の人
花屋の人
お兄さんはそう言いながら1輪の花を 綺麗に包んでくれた
花屋の人
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花屋の人
花屋の人
花屋の人
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花屋の人
花屋の人
花屋の人
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花屋の人
花屋の人
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花屋の人
花屋の人
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さっきまですごく寂しかったのに
いつの間にか気持ちが楽になっていた
片手のコチョウランを眺める
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それを青空にかざしながら思う
美しいピンクの花弁と澄んだ空の青
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あの笑顔が脳裏に蘇る
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俺は前を向いて歩き出す
すっかり軽い足取りになって
青いネックレスがゆらゆらと揺れる
あの笑顔のように
綺麗で澄んだ空だった
——まもなく、○○です
○○を出ますと、次は——
何度も聞いたアナウンス
やっともうすぐ着くみたいだ
俺は小さく伸びをして荷物をまとめる
深い青色のキャリーケース
俺の手には手袋をはめる
…と……その前に
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俺は胸元にかかるきらきらと輝く それをじっと見つめていた
あの人の笑顔を思い出す
あの人が抱きしめてくれた温もりが
まだ残っているみたいに感じられる
流れる景色の向こうで
俺の新しい生活が待っている
彼と過ごしたたくさんの時間は
きっと自分を支えてくれる
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片時もまろの事を考えない時間はなかった
それくらいに彼の事が
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もう駅に着くみたいだ
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新しい土地でも
なんだかやれる気がしてきた
あの人に出会って俺も変わったな
新幹線が停車する
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俺は新しい決意と共に
新しい1歩を踏み出した