東リベ　〜もしも出会えたなら〜第1期

急に黙ったかと思えば口を開き怒鳴りつける

USBメモリーを目掛けて指を突き刺す

次は九井のポケットへ指を働かせ目を見つめる

そして、ポケットにあったもう一つのUSBメモリーを取り出し渡した

ドアの方へ行って軽く手を振るえれなを遠目で見る

外についてるレバを下へ押す

扉を閉められ確実に密室へと変わってしまった

えれなに倒されてから数分後

（倒れてからどのくらい経ったのだろう

（覚えてるのは最後睡眠剤らしきものを入れられてからだ

鶴蝶に背を向け一歩足を動かす

後を追いかけるように駆け出した

大きなため息を吐いて落ちたUSBメモリーを拾う

そしてそのUSBメモリーをパソコンへ繋ぐ

慣れた手つきでパソコンを再起動させ、メモリーから情報を読み込む

そう、九井はえれなが来る前先にUSBメモリーに読み込ませていた

だが、全て入れる前に来てしまったのだ

そこで、そのUSBメモリーを盗まれても大丈夫なように違う内容を読み込ませたのだ

（敵か？

（くそっまずいなまだ終わってねぇのに

（あ、そうだ。

（わざと扉を閉めるふりをして少しでもパソコンに触れられればっ

ここでえれなは九井に警告をする

（よしっ

（なわけねぇだろ！！まだ死にたくねぇに決まってんだろが！！ま、でも騙せたようだな

（一応？そ、そういうふうに思わせるためだし…な？

（おっけおっけ読み込ませるの成功したし…

だが…

次の瞬間瞬間急に九井の方へ近寄りクナイを振りかざしたのだ

間一髪で致命傷を避けることはできた、が…

（くそっこのままじゃマジで殺されるぞ...

（待て待て待て待て、いいこと思いついたぞ

（ここでこいつにこの偽物のやつを渡して俺が本物のやつをいただく！！

録画の映像を一時間前まえ、5時40分まで巻き戻す

あまりにも画質が良くなく顔が判別できなかった