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ようやく嚥下した苦みの余韻に痺れながら
少し恨めしげにアラスターの顔を見上げる
すると、大笑いして満足したらしい彼の表情が
一際柔らかいものへと変わった
アラスター
アラスター
アラスター
〇〇
正直、驚いた
てっきり、そのお誘い自体も冗談だと思っていたのだ
〇〇
本当なのかと半信半疑だが
きっとすでに、私の目はきらきらと輝いているのだろう
想い人と2人でお茶だなんて
こんなに魅力的なお誘いがあるだろうか
そんなの、想像しただけで胸躍るに決まっている
アラスター
アラスター
〇〇
浮かれる私を前に、アラスターからとんでもない言葉が飛び出した
〇〇
〇〇
アラスター
慌てて否定する私の言葉を遮って
アラスターはまた小さく笑う
アラスター
アラスター
そう言って微笑んだアラスターは
そっとその手を私へと差し出す
その言葉と仕草が彼をいっそう紳士的に見せ、
心臓が一際大きく脈打った
〇〇
私は彼の手に自分の手を重ね
お互いに微笑んだまま見つめ合った
―――本当に、彼にはどうしたって敵わない。
彼を口で言い負かせる日も、心底驚かせられる日も
きっと、訪れる事はないのだろう
それでも今日この日は私にとって
とっても甘くて素敵な思い出になったのだ
もうひとつチョコを手に取る彼の横顔を眺めながら
むず痒くて甘酸っぱい気持ちを噛み締めてもう一度微笑んだ