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好きだわぁッッッ
ないこ
りうら
災いはいつも突然やって来る
ドンッ
りうら
気づいた時には地面が見えていた
もう手遅れだな
そう思ったその時
ないこ
後ろから引っ張られた
俺は後ろに倒れた
とっさに前を見た
ないくんは_______
ドンッ
りうら
りうら
気づいた時にはもう遅かった
俺を庇って階段から落ちたないくん
もうピクリとも動かない
ないくんが
死んだ
りうら
りうら
りうら
返事をするわけがない
だって階段から落ちたんだから
モブ
モブ
ガヤガヤ
俺は周りの声を無視して泣き続けた
りうら
りうら
りうら
あれからないくんは救急搬送された
通報が遅かったのかそのまま死んでしまった
それから俺は不登校になった
行こうと思っても行けない
そして毎日毎日泣いている
そんな日々が続いた
俺がちゃんと後ろも見ていたら良かった
ないくんの代わりに俺が死んでいたら良かった
毎日毎日後悔していた
なんで俺らに災いが訪れたの?
なんで俺を突き落とそうとしたの?
なんでないくんは俺をかばったの?
毎日自分に問いかけているように頭の中でグルグルする
なんで俺を突き落とそうとしたの?
なんで?
俺のどこが悪かった?
何がいけなかった?
ずっとずっと考えていた
りうら
もしかしたら…
ないくんを殺そうとしていたのかもしれない
ないくんは優しいから絶対に俺をかばうたろうと考えて
俺を突き落としたのかな
いやないくんを突き落とそうが俺を突き落とそうが
絶対にないくんは死んでしまっている
全て悪いのはあの突き落としたやつだ
殺してやる
りうら
りうら
今すぐ殺すから
ザシュ
グサッ
りうら
りうら
殺されて当然だよねw