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短編集　奇病

第3話 - 忘愛症候群

838

2025年07月08日

#stxxx

#青黄

#桃黄

#黄

#赤黄

～“春雨”～

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838

～“春雨”～

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忘愛症候群

青×黄

コメントを貰ったので似たものを書かせていただきました

青

るぅとくん今日予定ある、？

黄

午後からレコーディングあったはず

青

じゃぁ午前中は買い物でも行かない、？

黄

いく、！

黄

準備してくるね、っ

るぅとくんとは付き合い始めてからもうすぐ3年

同居は1年ほど経った

朝ごはんは一緒に食べたり、

夜は遅くなってもできるだけ一緒に寝るとか

まぁ、とにかく楽しい日常を送ってた訳だが

青

なんか、変なんだよね〜、

るぅとくんは最近予定忘れることだ多い

忘れるぐらいって思うかもしれないがそんなことない

そもそも、予定を忘れたりするような奴ではない

たしかに、遅刻はするかもだけど予定をすっぽかすなんてことは無かった

でも最近になって急に増えた

この前なんか、

青

流石に遅くない、？

📞…ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

青

「もしもし、るぅとくん、？」

黄

「ころちゃんどうしたの、？」

青

「どうしたじゃないでしょ、」

青

「貴方ね、予定すっぽかして何してるの」

黄

「え、？」

青

「2人とも予定あるから現地集合で遊びに行こって話だったじゃん」

黄

「その約束ホントにしたの、？」

黄

「僕その約束した覚えないよ、？」

思い出すこともなく、綺麗さっぱり忘れていた

青

なんもなきゃいいけど、

黄

ころちゃん準備できた、！

青

玄関で待ってて、すぐいく

黄

は〜い

黄

ただいまぁ、

んん、レコーディング疲れたぁ、、

黄

ん、あれ？

こんな靴僕持ってたっけ、？

黄

買った覚えないんだけどなぁ、

青

なに、そんな僕の靴ジロジロ見てんの

黄

え、ぁ、

青

おかえり

黄

ただいま、っ

青

もうご飯できてるから手洗ってきな

黄

うん

そうだよね、ころちゃんと一緒に住んでるし、

僕のじゃないものがあるなんて普通だよね、

青

（（ｽﾀｽﾀ

黄

ｯ…、

るぅとくんは最近よく怯えている

青

るぅとくん僕のピアス知らない、？

黄

ｯ、…ぇ、ぁ

黄

えと、ｯあそこの棚のところにあると思うよ、

青

そっちにあったんだ、
ありがと

いつも怯えている訳では無いけど、

後ろから話しかけたりする時とか、

言うと、るぅとくんの視界外から話しかけるとかも、

話しかけない時さえ、周りを歩くとビクつく時がある、

話しかけた僕を見ると少し安心したような顔をするけど、

何かあったなら僕が聞いてあげないと

最近の僕はとても怖い

ころちゃんとの約束も忘れちゃうし、

ころちゃんの靴だということも忘れていた

そして、家に人がいることに怖いと感じてしまった、

ころちゃんと一緒に住んでるから僕以外に人がいるなんて当たり前だけど、

なぜか、僕は独りだと思ってしまって

足音が怖い、話しかけられるのが怖い

そのたび、怯えてころちゃんのものだと知ってやっと安心する

ふたりでいるという事を覚えてられない

いつも独りだ思ってしまう

こんなこと誰にも相談なんかできない

だから、1人で怖がって怯えて何も出来ずまた1日が過ぎる

青

るぅとくん

黄

ｯ、なに、？（（ﾋﾞｸ

青

最近どうしたの、？

青

様子変だよ、よく怖がってるし、

嘘なんかつきたくない、でも言いたくもない

黄

なんでもないよ、ｯ

青

…、そっか、

青

なんかあったらすぐ言ってね、？

黄

うん、…っ

黄

ん、…ふぁ、っ、

今日、会議だっけ？

準備早くしないと、っ

青

ｽｰ…、

黄

ｯｯ…、（（ｿﾞﾜ

黄

だれ、ｯ？（（後退

黄

い、ｯ゛（（落

青

え、ｯるぅとくん大丈夫、？！

黄

ひ、ｯ…だれ、ｯｯ

だれ、ｯ？

なんで僕の家にいるの、？

青

ほんとにどうしたの、？

黄

こないで、ｯ（（ﾀﾞｯ

青

るぅとくん待って、！

黄

ぁ、ｯ…（（階段落

青

るぅとくん、！！

黄

…、

青

ｯ、び、病院、ｯ

ｶﾞﾗﾗﾗ

青

…、

桃

ころん、大丈夫…じゃないよな

桃

来る時先生に話聞いてきた、

桃

異常はないみたいだから起きてから何も無かったら帰れるって

青

ｯ…、るぅとくん

青

記憶喪失なのかも、、

桃

は、？

青

朝、誰って言われた

青

僕のことわかってなかった、

桃

マジで、？

青

うん、

桃

それ早くみんな呼んだ方がいいんじゃ

青

病院に来てってみんなには言ってある

ｶﾞﾗﾗﾗ

赤

るぅちゃん、！！

桃

あれ、なーくんは？

橙

来れんぽくて、

橙

それよりるぅちゃん大丈夫なん、？

青

一応、

桃

ころんさっきの伝えた方が、

黄

ん、ｯ

青

るぅとくん、！

黄

ｯ、…ゃだ、ｯりぬｯ

黄

あの人…だれ、ｯ？！（（ｷﾞｭｯ

青

ｯ…、

橙

る、るぅちゃん、？

橙

ころんやん、わからへんの？

黄

だれ、知らないよ、ｯ？！

青

るぅとくん、、

黄

やだ、来ないでｯなに！？

先生

大丈夫ですか、？

黄

やめて、やだ、！

先生

大丈夫ですよ、ちょっと薬入れますね〜、

黄

ｯ…、、

先生

何があったか教えていただけますか、？

桃

ころんのことだけ忘れてるみたいで

先生

最近変わったこととかありませんでしたか、？

青

…、ぁ

青

最近僕とした約束忘れること多かったです、

青

あと、足音とか物音気にしてたり、

先生

失礼ですが、るぅとさんとの関係は、？

青

、恋人です、

先生

…、もしかしたら忘愛症候群かもしれません

赤

忘愛症候群、？

先生

はい、両想いまたは両片想いのときに起きる病気です

桃

治るんですか、？

先生

方法はあります、

先生

ですがおすすめはできません

青

どういうことですか、？

先生

治す方法は愛する人の死です、

青

、ｯ

青

そうですか、、

青

ありがとうございました、

先生

いえ、

橙

ころん、

青

僕が死ねばるぅとくんは治るんだよね、

赤

だめ、ｯそんなのるぅとくん喜ばないよ

青

でも、そしたらるぅとくんはずっと苦しんじゃう

青

かんがえてみてよ、

青

朝起きたら知らない人が隣にいて

青

そんな人と一緒のグループで活動する

青

怖いに決まってるじゃん

桃

だからって、ｯ

青

それに、僕のことわかんないるぅとくんといるのは僕が耐えれなくなる

青

だから僕は＿＿＿。

黄

ん、ぅ

桃

るぅと、！

黄

、…さとみくん、？

赤

るぅちゃん、（（ｷﾞｭｯ

黄

りぃぬ、

黄

ぼく、なんで

赤

るぅちゃん階段から落ちたんだよ、？

赤

覚えてない、？

黄

あんまり、…

黄

…、ころちゃんは来てないの、？

赤

ｯ、

桃

…ｯ、るぅと

桃

これ、ころんからるぅと宛て

黄

動画、？

桃

見てみ、

黄

うん、

青

「見えてるかなこれ、」

青

「て言うか、動画だと恥ず、笑」

青

「るぅとくん、今のこの動画を見てるってことは病気が治ったってことだよね」

青

「これみてる時、るぅとくん何思うかなぁ」

青

「僕のこと探すのかなぁ」

青

「でも、ごめんね」

青

「るぅとくんがこれを見てくれてる時には僕はもう居ないんだ」

青

「もしかしたらもう説明とか聞いたかもだけど、」

青

「るぅとくん忘愛症候群って言う病気だったんだ」

青

「治す方法は愛する人の死、」

青

「なんで僕が居ないかはこれでわかっちゃったよね、、」

青

「ごめんね、勝手に居なくなったりして」

青

「僕も一緒にいたかったけど耐えられそうになくて｣

青

「だから最後にプレゼントしたくて」

青

「結構前だけど、曲くれたでしょ、？
歌詞はなかったけど、」

青

「だから、歌詞つけたんだ、」

青

「るぅとくんのパソコンの中にデータ入ってるから、」

青

「こんな僕のことまだ想っててくれてるなら歌って欲しい」

青

「自分勝手でごめんね、」

青

「大好き、愛してるよるぅとくん」

青

「…、ばいばい」

黄

なに、これ、ｯ

赤

、るぅちゃん（（ｷﾞｭｯ

黄

こんなの、嘘だよね、ｯ？

桃

…、（（ﾖｼﾖｼ

黄

やだよ、ｯこんなの、（（ﾎﾟﾛ

黄

ころちゃんがいないと、ぼく（（ﾎﾟﾛ

黄

あぁ゛ｯｯ、（（ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

黄

最後の曲、！

黄

聴いてください

黄

「敗北ヒーロー」

ころちゃん、

もうあれから3年もたったよ、

ころちゃんがいない時間は寂しかったけど、

頑張ったよ、？

これからも頑張るから、

見守っててね、

僕も大好きだよ、

𝕖𝕟𝕕 𓂃 𓈒𓏸