短編集

僕は、監禁されている

目眩に襲われて、倒れたんだと思う。 そして気づいたらここに居た

犯人の人は、 逃げたいんだったら逃げていい とか、 スマホ返してやろうか？暇だろ とか言ってる

本当に彼が犯人なんだろうか。

そんなのはどうでもいい 。

やっと、やっと ｯ 1人になれた。2人と一緒にいると、 自分の居場所がないみたいで 　嫌だった。

毎日が 、つまらなかった 。

こんなにも良い機会が巡ってくるなんて 。

いいこと思いついた 、笑

これで、こうしてっと

よし、おっけー

これで、世間は騒ぐんじゃない?

いや、そんなことないか 。 僕は影響力ないから

あーあ 。つまいないの

2人からのLINE、開く必要あるかな。

既読スルーか、そうしよ、

　　　😭(リアクションを付ける)

つまんない。

3人だと少しは楽しかったのかも

独りって、こんなにつまんなかったのか。

なんか、嫌だな

2人に会うのも 、独りでいるのも

あれ、なんか 濡れてる？

あぁ、

涙か。

久しぶりに泣いたかも。

なんでだろ、なんで、涙なんか

ﾊﾞﾀﾝﾊﾞﾀﾝ ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

、は？

うるさ、何事？

やば、泣いてるの見られた

僕、何してんだろ

ねぇ、やめてよ 。

床が濡れちゃうから

僕の周りだけ、雨が降ったみたいだよ

ねぇ、そんな風に抱きしめないで

大切な人みたいにしないで

僕が 勘違いしちゃうから

2人が大好き だって

ずるいよ、もう

本当は

その後 犯人は捕まりましたとさ

_𝙚𝙣𝙙_