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続き楽しみに待ってます!頑張ってください!
ああ、この第22話、すごく良かったです…。体育祭の後のらんくんの孤独感と、家族との距離がじわじわと縮まっていく感じが、本当に丁寧に描かれていて胸がぎゅっとなりました。特に観覧車のシーン、なつが「知ろうとしなくて悪かった」って謝る言葉、涙が止まらなかったです。らんくんがずっとひとりで抱えてきた「抜き」にされる寂しさが、ようやく報われた瞬間を見せてもらえた気がしました。俏亜さんの優しい筆致に、心が温かくなりました。続きも楽しみにしてますね🌷
体育祭は去年通り。何なら小学生や中学生の時と変わらない。
出場する競技は病気の事もあって二種目から三種目だけにして貰って、後は生徒会で仕事をしていただけ。
まぁ……一度だけ喘息発作が出たのは、兄弟にバレてないと良いんだけれど……。
楽しいかと問われればさして楽しくは無かったけれど、こさめ の楽しそうな表情が見れたから良いかな…と言う考え。
女子生徒
閉会式を終えて生徒は親と帰宅したり、親の来ていない生徒同士で帰宅したりと様々。
半分程居なくなった辺りでそんな放送が聞こえてくる。
いふ
らん
らん
ないこ
体育委員会の生徒も多いから、生徒会の面々は出ているテントを畳み終えたら帰宅と言う形で決まっていたはず。
まだテントは畳み切れては居無いので、把握不足……とは考えにくいけれど体育委員会の代表の元へと向かった。
らん
女子生徒
らん
女子生徒
女子生徒
らん
らん
そうか、発作が起きた事は教師も知っているから、らん を安静にさせるために教師が動くことになったのか…それはそれで何だか申し訳ないけれど……。
らん
女子生徒
らん
可笑しいなぁ…、体育委員会の代表は三年生、生徒会会長である らん は二年生。
だから普通は向こうは敬語を使わないと思うのだけれど……。
まぁ、そんな事今に始まった事じゃないんだけれど…、と考えながら生徒会の面子の元に戻る。
ないこ
らん
悠佑
らん
確か教師は片付けを生徒に任せて教員会議を行うとかなんとか聞いていたけれど……まぁ、教師が片付けを手伝う事は教師側から言い出した事だろうし問題も無いだろう。
響
響
ないこ
ないこ
いふ
らん
らん
ないこ
ここのテントは畳み終えたので らん も帰宅のために鞄を取りに教室へ戻るだけ。
流石に体操着で歩きたくはないから制服に着替えようかな…と考えて居る間に入伊須兄弟は手を振って校舎へと駆けて行った。
らん
響
響
らん
元々は長期管理薬を貰っておらず重症化していた事で発作は起きやすい方だった。
そのため慣れるまでがかなり早かったのだ。
響
響
らん
らん
響
らん
そんな言葉を交わして校舎へと戻り自分の教室へ向かう。
生徒は大半帰っているから鞄も無い所の方が多い。
人も居無いからと教室で着替えを済ませて吸入器を鞄の内ポケットに仕舞い、携帯を確認すれば なつ からチャットが飛んできていた。
なつ
らん
なつ
なつ
この忠告が来たと言う事は確実に なつ には発作が出た事は知られているだろう。
まぁ隠せない場所で起きていたから仕方ないと言うのもあるけれど……。
鞄を肩に掛けた らん は言われた通りの場所へ向かうために教室を出た。
結局五人と合流して電車で帰宅。
夜は家で焼肉するとの事なので夕食前に風呂に入るのは止めて置き、匂いが付いたら困る制服から私服に着替えて置いた。
なつ
らん が大食漢な事もあってか肉はセールで安くなっていたものを大量購入したそうだ。
だったら焼肉食べ放題に行けば良かったんじゃ…と思いながら なつ に呼ばれたので近付く。
ブロック状の肉を切っていけば良いらしく言われた通りに手伝う。
なつ
らん
らん
なつ
最後に行われた対抗リレー。出場者が怪我で欠員になってしまったので代わりに走らされたもの、しかもアンカー。
ギリギリ一位を取れはしたが正直二度とやりたくない。
なつ
らん
なつ
ずっと一人で発作と戦っていた。
途中からは みこと が気に掛けてくれる様になったけれど、それでももう慣れ切る程に発作を起こしてきた。
自分はこんなにも心が弱いのか、と現実を突き付けられる程に。
なつ
らん
なつ
らん
なつ の言葉にブロック状の肉を切っていた手を止める。
切られた肉を皿に盛り付けていた なつ の手もほぼ同時に止まった。
らん
なつ
なつ
らん
なつ
ニヤついているのが気にくわなくて睨みつけるが、クスクスと笑われる。
すち
すち
不意に らん の隣で野菜を切っていた すち も参戦してくる。
これは言わない限りずっとしつこく付きまとってくるだろう。
らん
らん
兄弟の事は父から伝え聞く程度だが一応は知っていた。
まだその頃が全員が学生だったから、何処へ行くにも父に一報は入れる様にとしていたらしい。
だから、遊園地、と言う言葉を聞いてどうしても行ってみたいと らん が言ったのだ。
らん
らん
らん
懐かしい。遊園地に行ったのなんてその一度切りで、でも良く記憶に焼き付いている。
四歳の頃だっけかな……ギリギリ身長が足りなかった頃。
らん
らん
らん
なつ
らん
何をするにも らん 抜きで。
どこへ行くにも らん 抜きで。
お揃いだって らん 抜きで。
なつ
なつ
なつ
なつ
らん
なつ
なつ
いるま
すち
なんでこんなにあったかいんだろうか。
数拍遅れて、うん、と答えるだけにとどめて置いた。
夏休みに入っても学生も大人も暇になる訳では無い。
学生は大量の課題が待っているし、大人はいつも通りに仕事がある。
らん
らん
なつ
らん
夏休みに入って直ぐ。兄三人が休みを合わせたかと思えば課題をしていた らん は拉致られこうしてカラオケまで来ていた。
すち
らん
なつ
らん
なつ
音痴は合わせる事すら難しいのよ。
こさめ
らん
こさめ
らん
らん
との事で結局 らん は歌う事が確定した。
LANさん の“とても素敵な六月でした”を是非聞いてみて下さい!
歌い終わってマイクの電源を切りテーブルに置く。こさめ が聞きたいと言うので割と頑張って歌ってみた方だ。
なつ
らん
そう言えば ないこ たちもそんな事言ってたかな…。って言うかクラスメイトの全員から言われたけれど。
それから全員ループで曲を入れ始め、カラオケを満喫した。
デュエット曲の時に らん に歌わせようとしてきた理由は分からないけれど。
午前中にカラオケを満喫した面々は、午後になって映画館へと来ていた。
ちなみに らん は映画館に来るのは初めてで、そう言えば何を観るのか らん が選んで良いと言う事になったのだが……。
なつ
いるま
すち
らん
らん が見ている看板。それはホラーテイストなもの。
らん
らん
なつ
らん
すち
良し、言い包め完了。
すち が人数分のチケットを購入し、ジュースとポップコーンも追加で購入。みこと 以外全員震えてるけど武者震いかな?←
映画が終わって らん は速攻でもみくちゃにされた。
映画はホラーグロスプラッタの三連コンボ。
休む間もなく脅かしが入り、すち、いるま、なつ、こさめ は悲鳴を飲みこむのに力を使ったらしい。
らん の選んだホラーは観ている人も少なかったのでちょっとやそっと叫んだところで構わなかっただろうけれど……。
いや、駄目か、映画館だもんね。
みこと
みこと も若干涙目な所があるので、相当に怖かったようだ。
飲み食い所では無かったらしく、飲み物とポップコーンは すち の車で処理する事となった。
ちなみに らん は飲み物もポップコーンもみながら消費していた。
なつ
いるま
すち
らん
なつ
そう言えば、夜間に医者三人が家にいない事なんて一年で数回くらいしかない。
……まさか……、嫌で逃げてるとかじゃないよね……?
そう考えてしまったのは、仕方のない事かもしれない。
全部やる。そう言った なつ の言葉と、予定を立てると言った いるま の言葉は実際に完了された。
一度も行った事の無い施設ばかりで、らん は寄り道する時に声を掛ける癖が無いので何度か電話が来て怒られたりもしたが、結構楽しいものだった。
遊園地にあるド定番だと言う観覧車。前に父と来た時はお化け屋敷と観覧車だけ乗ったのだが、その日の事を思い出す程に綺麗な夕日だった。
あの頃は兄たちが らん を見てくれない事の意味が丸で分からなかった。何故見舞いに来てくれないのか分からなかった。
大きくなって、小学低学年だけれど、兄たちは一生 らん を見てくれないのだと何処かで察してしまった。
それでもいつかは、って期待が胸の何処かにあった。いつかは、今日こそは、って、毎日思っていた。
らん
なつ
らん
同じ観覧車に乗っているのは なつ だけ。並んでいる人たちには申し訳ないが、二人ずつで乗らせてもらっていた。
らん
らん
なつ
らん
結局のところは行き違いによるもの。
兄たちが らん の事を知ろうとしなかった事、らん が自分の事をきちんと伝えなかった事が原因している。
なつ
なつ
なつ
らん
なつ
なつ
らん
ポタリと涙が零れた。
頂点から見下ろした街並みはあの頃と全く変わっていなかった。
それが、何だか時が止まったような感覚がして、らん はゆったりと瞳を閉じた。
#そろそろ垢BANされそうで怖い()
ことみ
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みちょ
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