テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
誰も動かなかった。 張り詰めた空気の中、 男だけがゆっくり歩いてくる。 コツ、コツ…… 靴音がやけに響いた。 ないこが銃口を向けたまま口を開く。
ないこ
男は止まらない。 むしろ笑みを深くした。
???(能力持ち)
まろ
ifの低い声。 男の視線が、 真っ直ぐりうらへ向く。
???(能力持ち)
その瞬間。 りうらが一歩後ろへ下がった。 それを見て、 初兎の目が細くなる。
しょう
りうら
否定しかけた声が止まる。 男が楽しそうに笑った。
???(能力持ち)
空気が変わる。 -hotoke-が小さく息を飲む。 悠佑は静かにりうらを見た。 りうらは俯いたまま、 短剣を強く握っている。 ないこが一歩前へ出た。
ないこ
笑っている。 でも目は笑っていない。 男は肩をすくめた。
???(能力持ち)
ないこ
???(能力持ち)
その瞬間。
パァン!!
乾いた銃声。 ほとけの弾が、 男の額を正確に撃ち抜いた。 ――はずだった。
ほとけ
弾が、 止まっていた。 男の額の前。 見えない壁に阻まれたように、 空中で静止している。ほとけの顔が青ざめる。
ほとけ
男が笑う。 次の瞬間。 弾丸が、 逆方向へ弾かれた。 ifが即座に刀で弾く。 金属音が響いた。
まろ
初兎が舌打ちする。
しょう
男はようやく足を止めた。
???(能力持ち)
頭を静かに下げる
レイン
その瞬間。 りうらが小さく震えた。 ないこはそれを見逃さない。
ないこ
ないこ
悠佑
ほとけの顔が強張る。 初兎の笑みも消えていた。 裏社会でも名前が知れている存在。
つまり――
相当危険。 レインは再びりうらを見る。
レイン
優しい声。 でも、 りうらの表情は真っ青だった。
りうら
小さい声。 レインが少し目を細める。
レイン
りうら
レイン
ないこが静かに前へ出た
ないこ
レインは笑ったまま答える。
レイン
その瞬間。 りうらが、 ぎゅっと短剣を握りしめた。