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Kiss for Me☆

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Kiss for Me☆

4 - Kiss for Me☆④ 完結

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2023年01月20日

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■Kiss for Me☆④ 完結■  再掲

兎「わ、わかった!任せろそんくらい平気っらっ」 L「噛んだけどほんまに平気なん?」 兎「へぇき!だ!」

エレベーターにずんずん乗り込むうーくん。 肩の薄さはあまり変わらへんけど。

兎「あ~ほんと疲れた··· もう今日は部屋までの道のりがすげぇ遠かったよぉ~」 L「もうちょいやん···着いたら早くシャワー行かんとね」

今日は何度も汗かいちゃったやろ? 二人っきりのエレベーターで耳打ちすると、誰のせいで!と二の腕を小さくつねられた。

そうしてすぐにうーくんは、睨み付けるごとく正面に向き直って。 兎「言っとくけどさ」 L「おん」

兎「ちょ、耳貸して」 L「なに?」

どんな可愛えコト言うんやろなって、神経を集中させた耳を差し出して言葉を待てば。

兎「···そんなん、好きなだけくれてやる」

囁きざま俺の耳に、ちゅ、とついばむようにそのくちびるを触れた。

L「···すっげぇ腰に来る誘い方やね///」 兎「見、見くびんなゆぉ、///」 L「噛んだね」 兎「うううるさい!」

エレベーターのドアが開くのももどかしいようにそそくさ出てゆくうーくんを、くすくす笑いながら追って出る。

L「耳赤いなぁ」 兎「だからうるさいよ!///」

照れて困って赤くなるかと思えば、時折りこっちが驚くようなコトしちゃったり。 ホンマうーくんにはかなわんなぁ。

L「ほな本命のキスは部屋でやね、期待しとるから」 兎「あ、あー、うん、まぁ···」

L「俺って愛されとんなぁ~」 兎「ほ、ほら、早くシャワー行くんだろ!///」 L「あれ?一緒にええの?」 兎「そそそうじゃなくてっ///」

大好きな可愛いコちゃんにこないに愛されたら、歯止めなんて利かなくなるやろ。 そんなん俺に限ったことやあらへんよね?

L「···やっぱ食べちゃおっかなあ」 兎「こ、こら、廊下で耳噛んじゃだめ、///」 L「じゃあ部屋で噛む」 兎「もぉっ///」

とりあえず。 約束したんやもん、今日は我慢しとくから。

兎「え〜、我慢ってエルくん出来んの〜?」

L「いつも約束は守るやろ?」 兎「うん··· うん?」

きみが破らせなけば、ね。

END 本番はこれからだ、うさぎくん!

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