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なかちゃん
なかちゃん
なかちゃん
あと10日で体育祭。なのに全く練習しようとしない私達のクラス。
かがや
男子
すーちゃんを指差す
なかちゃん
かがや
男子
なかちゃん
すーちゃんは下を向いて目も口も手も動いてない。泣き出しそうだった
なかちゃん
すーちゃん
なかちゃん
すーちゃんはプライドが高かった。だからいじめられていると感じたくなかったのだろう。
すーちゃんはあれから学校に来なくなってしまった。
体育祭にも来なかった
すーちゃんがいなくても体育祭では私達のクラスが最下位。
すーちゃんに会いたい...
すーちゃんに会いたい私はすーちゃんに手紙を書こうと思った。
そして先生に渡してもらおうと思ったのに...
先生
なかちゃん
先生
なかちゃん
なかちゃん
先生は何にもしてくれなかった。
だから、このクラスでいじめが次から次へと重なり
いじめによる不登校者が5人もこのクラスにいた。
私は家でたくさん泣いた。
見ていたのに助けられないのが悔しすぎた。
毎晩、目のまわりが赤くはれていた
そんな地獄な毎日に光がさした。
不登校者が多すぎで心配した副校長先生が私達のクラスの副担任になってくれたのだ。
なかちゃん
放課後、副校長先生に渡そうと思った。
放課後...
なかちゃん
副校長先生
なかちゃん
副校長先生
副校長先生
なかちゃん
副校長先生が神様に見えたのは気のせいだろうか。とても光輝いている
1週間後...
お母さん
なかちゃん
お母さん
なかちゃん
お母さん
なかちゃん
お母さん
面談なんて緊張する...
初めて校長室をノックする
トン
トン
なかちゃん
すーちゃんのお母さん
お母さん
副校長先生
校長
すーちゃんのお母さん
すーちゃんのお母さん
そのあともすーちゃんのお母さんは早口でバンバン話す。私も校長先生も副校長先生もびっくり。私のお母さんは眠そうにうとうとしていた。
1時間後...
副校長先生
すーちゃんのお母さん
すーちゃんのお母さん
なかちゃん
すーちゃんのお母さんは満面の笑みでこっちを向いた。すっきりしたのだろう。
いじめたやつはクラスから全員いなくなり、すーちゃんは学校に通うようになった
すーちゃん
なかちゃん
すーちゃんはとても小さな声でお礼を言ってきた。
すーちゃんはそれから笑顔をよく見せるようになった。
手紙を渡して良かったと思う。
この話は今まで生きてきた話の中で一番大好きで忘れられないものとなりました。
