一夏の百鬼夜行の思い出

最強の技と最強の技だが 後一押しで犬神の技が負けそうだ

犬神は笑いながら言う

全てを吐くように言った言葉が 猫神の心を動かした

なにも思い出せなかった記憶が色づき 聞こえてくる

あの日は桜が咲いて綺麗な日だった

せっかくだし花見でもしようと 蛇神が言い出した

蛇神は虎神を僕は犬神を呼びに行った

こう言うイベントの言い出しっぺは 大体蛇神だったな

神社の階段を登り鳥居を潜ると 美しい声が聞こえてきた

そういえば 犬神がきっかけで歌うようになったけ？

犬神は毎回 僕の声が好きだと言ってくれた

犬神の声は何か 特別なものがあるんだろう

ぼーっと眺めてたらしい 犬神は気付いて歌うのをやめた

犬神は褒められても素直に受け入れる事 少なかったな

そんな会話したっけ？

消えた時も犬神が歌ってくれたな また会えたら歌おうって約束したっけ？

今は僕が傷付けてるなのに"救う"なんて 優しいな

皆で歌いたいな