赤葦京治
(最初は、彼女を見ても特別な感情は湧いてこなかった。)
赤葦京治
(でも、彼女の行動や表情を傍で見ていると、
俺はいつの間にか彼女を「特別」にしていたようだった。)
俺はいつの間にか彼女を「特別」にしていたようだった。)
赤葦京治
(でも、絶対に手を出してはいけない。)
赤葦京治
(だって、彼女は)
赤葦京治
(俺のスターのものなんだから。)
○○△△
おはよー!
クラスメイト(女)
△△ちゃんおはよう!
クラスメイト(男)
○○おっはー
赤葦京治
○○、おはよう。今日も元気だね(笑)
○○△△
でしょ!そこだけが取り柄☆
赤葦京治
(彼女はそう言うけど、実際はもっと取り柄はある。例えば…)
クラスメイト(女)
え!?△△ちゃんもっと取り柄あると思う!!例えば、底抜けに明るいとことか、いつもテンション高いとことか!!
○○△△
…なんか元気で明るいハイテンション野郎って自分の周りにいたらめっちゃ迷惑だよね…………いつも迷惑かけて本当にごめん…
赤葦京治
(○○のテンションが下がった!テンションを上げなければ!)
赤葦京治
そうかな?俺はそんな事ないと思うけど。
○○△△
…ほんと?
赤葦京治
うん。だってずっと病気のままか、元気かだったら元気の方が絶対にいいし、明るい人が周りにいるとつられてこっちも笑顔になるし、ハイテンションってことはどんなことも楽しめるって事でしょ?
○○△△
そう…なの……かな?
クラスメイト(男)
絶対そうだと思う!!
クラスメイト(女)
私も絶対そうだと思うなぁ
○○△△
じゃあ、このまま元気に楽しく過ごす!
赤葦京治
うん、やっぱり○○は笑顔の方がいいよ。
○○△△
そう!?赤葦に言われるとなんか嬉しいなぁ!
赤葦京治
(………可愛い…!!)
赤葦京治
(だけど、○○は木兎さんのもの。だから俺は2人をサポートして、彼女を想い続けるしかないんだ。)
赤葦京治
(この恋は諦めなきゃいけない。諦めなきゃ……)
昼休み
木兎光太郎
ヘイヘイヘーイ!!△△!一緒に飯食おうぜ!!!!
○○△△
光太郎先輩!はい!一緒に食べましょ!
木兎光太郎
お!あかーし!お前も一緒に飯食うか!?
赤葦京治
(行きたいっ…!!めっちゃ行きたい!!!!)
赤葦京治
(でも。)
赤葦京治
いえ、2人の邪魔にはなりたくないので、どうぞお2人で楽しんで下さい。
赤葦京治
(俺ができるのは、この2人の恋路を邪魔しないことくらいだ。)
○○△△
えぇ…全然そういうのいいし、たまには赤葦とご飯食べたいなぁ…
赤葦京治
え?!
木兎光太郎
△△もこう言ってる事だし、な!
赤葦京治
(そこは「そっか…じゃあ行くね…」って言って2人で仲良くご飯食べるとこでしょ?!)