君の匂い

こんにちは、皆さん 僕の名前は田中 達也 さっき話しかけてきたのは 征矢 奏汰だ

僕の幼馴染で やんちゃでなんだろうなぁ とても変態だった

でも、そんな変態を好きになった 自分はやばい、本当に あっ、ちゃんと自己紹介を してなかった

俺は絵や歌が好きで 得意な教科は 美術、音楽、庭科、技術 こんな感じだな あとはとても鼻がいい

アイツは、 運動が好きで 得意教科は、 体育、数学、英語 って感じ バリクソ巨乳が好きだな アイツは

って感じだなぁ

俺は泣いてしまった 泣かないって決めたのに あいつの前では泣いたら 絶対心配されてしまうから 泣かないって決めてたのに

神立とは

中学生学力の 首席グループが集まる 個性豊かな 場所

IQ普通は300から 低レベルで280 最高レベルで582を超えたらしい そんな超人がいる場所

離れたくない、あいつと もっと話したい、 もっともっともっと あいつの声と匂いが好きだから

達也は男女構わずモテるタイプだった

そんな達也がずっと好きだった

達也がいないことに悲しみを生じることで

愛が生まれるってこういうことだったんだな

って

好きなんだなって

さっきまで泣いてた達也の顔が

頭から離れない

人前で挫ける事すらなかったコイツが

教室の一番注目するところで

泣いてるところを見て

怖くなった

親しいこいつがいなくなるのが怖い

好きなこいつがいなくなるのが怖い

もしも、

こいつに新しい友達や彼女ができたら

多分俺は喜べない

それが例え

俺が仲いいやつでも

怖いものは怖いんだ

達也…??

嫌だ…答えないでくれ

嫌だ！！

好きな人…

やっぱりそうだよな

あいつにはいると思ってた

でもやっぱり

本人の口から聞くのが一番辛いな

ガラッ

だめだ、これ以上泣いちゃ、

きっと達也は困るだろう…？

好きって言いたかった…

ﾌﾟﾙﾌﾟﾙｯと電話の音

俺らの物語の先は

いつも

いい香りがする