高校生の思い出

ガチャ

ドアノブをひねり私は家の中へと入る

私がそういっても返事は返ってこない

私の母親と父親はとても複雑な関係でお世辞にも仲がいいとはいえなかった

母親は私の世話をするのがめんどくさいのかある日を境にパッタリと家に帰ってこなかなった

父親はというと仕事が忙しくもう何年も顔を合わせていない。寂しいとは思わなかった

そう言い私はキッチンへと向かう

トントン

野菜を細かく刻み、炒める

料理など家事全般はできるがなんだかんだで面倒だと思った

相変わらず部屋はとても静かだった。 いつもなら平気なのに桃の影響からかあまり落ち着かなかった

私はため息を漏らしてそう言う

この生活には慣れてきたもののなんだかんだで寂しかった。せめて兄弟か姉妹かいてくれたらよかったのにと考えてしまう

時刻は７時を指していた

チュンチュン

鳥の鳴き声で目が覚めた。 私はベットから立ち上がり身支度をした

私はそう言った前は行きたくなかったが桃がいるおかげか少し行きたいと思えるようになっていた

リビングに着き、特にやることがないからそのまま家を出る

外を出てしばらくすると桃が笑顔でこっちに手を降っていた

そういって私は桃と一緒に話しながら学校に行った

彼女は昨日あった嬉しいことを私に教えてくれた。なんだか妙な気分だが悪いとは思わなかった

後ろから優奈が私と桃に抱きついていた

そう言うと優奈はイタズラっ子のように舌を出した

そうこうしているうちに教室に着いた

そういって彼女は去っていった

夜ちゃんと桃と別れた後私は教室へと入った

早くこの地獄から抜け出したい