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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

エドガー

ここがビナー?

ウッド

現実では夕方なのにここは明るくねぇか?

アン

はい、ビナーはとにかく時間が不定期なので感覚が鈍らないように

アット

不定期というか時間の進みが遅いんだよぉ

セレナ

余計に分からなくなるよ〜!

ウッド

習うより慣れろってやつか

エドガー

それはともかく、まずは国民の様子を見ようよ

エドガー

なにかあるかもしれないしさ

アット

お、いい案じゃぁん!

アン

なら私とセレナは泊まるホテルを探して予約しておくね

ウッド

ありがとよ

ウッド

いや待てお金とか大丈夫なんか…?

セレナ

そもそもお金って何?

エドガー

セフィロトって金の概念ないんだな…

ウッド

簡単に言えばお金を使って生活必需品とかを売買しているんだ

ウッド

お金を稼ぐために俺たちは働いているんだ

アン

うわぁ、彼方の世界って生きずらそう…

ウッド

……まあそうだ

ウッド

特に俺様なんかは───

エドガー

ウッド、それ以上は考えなくていい!

ウッド

え、あぁ……

セレナ

(なんだろう、ウッドさんから不気味な気配が……)

アット

よし、聞きこみ開始ぃ!

セレナ

この国の時間で16時になったら〈テレパシー・メンス〉で報告するから

セレナ

その時間を目安にしよ!

アン

てことは16時までに予約出来なかったら野宿で!

アット

そんなぁ〜

ウッド、アット組

ウッド

てかまずなにを聞けばいいんだ?

アット

国王がどこにいるかを聞いたらいじゃないぃ?

アット

出張で居ない可能性もあるけどねぇ…

ウッド

そうだな、まずは俺様から行ってくる!

ウッドは近くにいた国民にそっと話しかける

ウッド

すみません、ちょっとお話を伺ってもよろしいでしょうか?

国民

はいなんでしょう?

ウッド

この国の国王に会いたいのですがどこに行けば良いのですか?

国民

知らないってことは旅人さんですね

国民

王はここからずっと真っ直ぐ行くと教会が見えるからその中ですよ!

ウッド

なるほど、ありがとうございます!

ウッド

ここを真っ直ぐ進んだ先の教会にいるらしいってさ

アット

教会…?

ウッド

正直俺様も教会がどんな場所か分かんねぇ…

ウッド

とりあえず一つ情報ゲットだな

アット

他の人にも尋ねてみよぉ

エドガー

うーん、なかなか良い情報が貰えないな…

エドガー

ここの国の人は王のことをあまり知らないのか?

エドガー

とりあえずあの子にも聞いてみよう

エドガーは目の前にいたオッドアイの少女に話しかける

エドガー

やぁやぁお嬢ちゃん、ちょっと聞いていいかな?

マーガレット

ん?マーガレットになにか御用かしら?

エドガー

(やべ、明らかに身分が上の人じゃねぇか…)

エドガー

国王の場所に行きたいんだけどどこにいるか分かる…?

マーガレット

もちろん分かりますわよ、しかし、女王に会うためには人形が必要なのですよ

エドガー

人形…?

マーガレット

ええ、女王がお気に入りになっているお人形でして

エドガー

それじゃあその人形はどこに──

マーガレット

実はあたしが人形を管理していたのですが、うっかりどこかに落としてしまいまして…

マーガレット

今その人形を探している途中なのですわ

エドガー

なるほどな…

エドガー

まだ時間もあるし手伝ってあげようか?

マーガレット

本当にですの!?

マーガレット

ありがとうございますわ

しかし、いくら探しても時間が減っていくだけだった

エドガー

あー見つからねぇ!

マーガレット

おかしいですわ、ここら辺に落としたと思っていたのですが…

マーガレット

あちらに行ってみましょう

エドガー

そうしようか…

そこでセレナからの報告

エドガー

あっ、マーガレットさんちょっと待ってください!

マーガレット

あら、どうされたのです?

はーい16時でーす!

先に言います、ホテル予約出来ませんでした!

エドガー

嘘やろぉおおおお!?

マーガレット

(……この雰囲気はテレパシー?)

マーガレット

(もしかして他にも仲間がいる…?)

文句を言うのは後にして、とりあえずエドガーさんがいるところ集合で

エドガー

俺のとこ!?

え、なにか問題でも?

エドガー

いややっぱ何でもない!

何でもないんかーい

まぁ、場所は把握出来ましたし皆さんにエドガーの位置を報告しますね!

エドガー

あいよ…

マーガレット

なに独り言言ってるのです?

エドガー

いや、これは独り言でなくて仲間のテレパシーで話してたんよ

マーガレット

なるほど、推測するにここに皆さんがやってきますと?

エドガー

そゆこと!

5分後、エドガーの元に全員集合した

ウッド

なんか情報あったか……って女!?

エドガー

え、女ですが?

ウッド

お前まさか口説いて…

マーガレット

違いますわ

マーガレット

あたしはマーガレット、女王の直々の部下?みたいな感じですわ

アット

僕アット!よろしくぅ〜

アン

マーガレットさんとなにをしてたの?

エドガー

えっと、ちょっと手伝いをしてて──

セレナ

ぁああああああああああ!

ウッド

どうしたセレナ!?

セレナ

野宿嫌だぁあああああああああ

エドガー

それに絶叫してたのかよ!

マーガレット

ホテル予約出来なかったのです?

アン

うん、どこ回っても満室で「そんなことある!?」って2人で思って

アット

奇跡に近い現象で良いなぁ

セレナ

どこが!?

ウッド

落ち着けよみんな…

マーガレット

……そのようなことでしたならあたしのところに泊まって行きませんこと?

エドガー

はい…?

エドガー

でも急には悪いよ…

マーガレット

せっかく来ていただいた旅人を野宿にする常識離れしたことはやりたくありませんの

マーガレット

だから、こちらにいらっしゃい

セレナ

わぁーい- ̗̀ ( ˶'ᵕ'˶) ̖́-

アン

本当にありがとうございます

マーガレット

いえ、ではこちらへ

セレナ

ꢏ °͈ ᗜ ​°͈)ꢖワァァァァ

セレナ

めっちゃ豪華✨

ふっかふかなベッドにテーブル、高価な絵画まで飾られていた

エドガー

やはり俺の勘は当たってた…

ウッド

なんの勘だよ

エドガー

この子は絶対身分が上の人だってこと

マーガレット

ええその通りですわ

マーガレット

先程も言いましたがあたしは女王の部下的存在ですわ

アン

お偉いさんの家に泊まれるの…!?

アット

٩(๑>▽<๑)۶ヤッター

ウッド

ここなら一旦帰っても問題なさそうだな

エドガー

そうですね

マーガレット

どういう意味ですの…?

セレナ

えっと、小柄なウッドさんと高身長のエドガーさんなんだけど

セレナ

彼らは彼方の世界からやってきた人達なの

セレナ

それで定期的に彼方の世界へ帰らないと行けないの

マーガレット

なるほどですわ

アン

定期的に帰らないといけないのは私も初耳ですが?

アット

僕もだよぉ

ウッド

そこまでは言ってなかったな…

ウッド

まぁ、セレナの言う通りだ

エドガー

んじゃ、俺たちは一旦現実に帰りまっせ

アット

はーい、また今度ぉ

2人はフォレースを発動し、彼方の世界へ向かって行った

マーガレット

ではあんたたちはここで休んでくださいな

セレナ

お言葉に甘えまーす!

マーガレット

(人形はまた今度にしましょうか…)

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