ジェジェ
「さあ、完成しました! 私の愛と魔力、そして執事としてのプライドをすべて注ぎ込んだ、若人たちのための新居です!」

ドヤ顔で建物の前に立つジェジェ。外観はそらちゃんの希望通り、淡いピンクと白を基調としたお洒落な北欧風テラスハウス。
「見た目は完璧だね、パパ!」と、そらねちゃんたちも目を輝かせているけれど……。
そら
「……ちょっと待って。ジェジェ、私がチェックするまで入っちゃダメ」

そら
「まず、玄関。……このマットの下にある魔方陣は何?」

ジェジェ
「……おや、気づきましたか。それは『不純物排除結界』です。娘を泣かせるような不逞な考えを持って帰宅した際、電撃が走る仕組みになっております」

そら
「即、撤去! ……次、リビング。この壁にある、パパの肖像画の『目』の部分……これ、カメラになってるでしょ?」

ジェジェ
「……ギクッ。いえ、それは……娘たちの健康状態を24時間体制で見守るための、最新式の魔導センサーでして……」

そら
「没収! ……そして最大の問題は、この**『寝室』**よ!!」

そらちゃんが寝室のドアを勢いよく開けると、そこには王族のような豪華な天蓋付きベッドが。
一見素敵だけど、そらちゃんはベッドのヘッドボードにある「謎のレバー」を見逃さなかった。
そら
「ジェジェ、このレバー……引いたらどうなるの?」

ジェジェ
「……あ、あぁっ! そら、それは……! 万が一、夜中に二人の仲が険悪になった際、天井から私の『説教ホログラム』が出現し、一晩中愛の尊さを説くという——」

そら
「『お説教』じゃなくて、『実演映像』を流そうとしてたでしょ!!」

ジェジェ
《 報告。……個体名:ジェジェの『エッチな仕掛け』と『歪んだ親心』が次々と露呈。……そらちゃんによる『粛清(ハリセン攻撃)』が開始されました。 》

ジェジェ
「ひぃぃっ! そら、痛いです! 私はただ、若者たちが正しい絶倫……いえ、正しい愛の道を進めるようサポートを……っ!」

そら
「パパは黙ってて! ……よし、この隠し扉も、地下の『ジェジェ専用・監視室』も全部埋め立てます!」

そらちゃんの手によって、パパの邪念は次々と浄化されていくのでした。